2021.12.18 10:00

山田涼介によるミラー配信も　『VALORANT』ファン投票制イベント『LIMITZ』の見所は？

文＝綾本ゆかり

　2021年12月18日から12月19日の2日間にわたって、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」がプロデュースするeスポーツイベント『LIMITZ VALORANT ALL-STAR 2021』が開催される。

　同イベントは、5vs5のタクティカルFPSゲーム『VALORANT』で行われ、ファン投票によって決定した総勢20名の選手が出場。国内初となるファン投票制の『VALORANT』オールスターイベントとして実施される。

　また、12月13日に配信された「参加選手発表会」では、人気ストリーマーのSHAKAとStylishNoob、そしてHey! Say! JUMPの山田涼介によるスペシャルウォッチパーティー（ミラー配信）が行われることが発表された。

新たなeスポーツイベントの形に挑戦する「LIMITZ」

　『LIMITZ』とは、数多くの実績を持つプロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が主催するeスポーツイベント。

　今回のイベントが第3回目の開催となり、第1回では『IdentityV 第五人格』、第2回では『Call of Duty: Black Ops 2』を用いて、選手とストリーマーを交えた招待制イベントが行われた。

　『LIMITZ』は、競技シーンとストリーミングシーンを融合させ、新たなイベントの形に挑戦することを掲げている。エンターテイメント性を重視しながら、競技シーンの面白さや選手の魅力を伝えるイベントとなっていることが特徴だ。

ファン投票によって選ばれたスター選手たちが出場

　最近では、インフルエンサーを招待するeスポーツイベントがトレンドだが、本イベントに出場するのは選手のみ。しかし、ファン投票によるオールスターイベントとして実施することで、大会前から大いにシーンを賑わせた。

　選手たちのアピールに応えたファンの総投票数は、12万票超え。公式大会『VALORANT Champions Tour 2021』で優秀な成績をおさめた総勢72名の選手のなかから、投票上位20名の選手が選ばれた。

　各チームのリーダーは、投票上位4名の選手となる。1位は、“クラッチキング”として大会で数々の見せ場を作り、絶大な人気を誇る「ZETA DIVISION」所属のLaz選手。続く2位は、日本代表として今年3回の国際大会を経験し、さまざまなドラマを生んできた「Crazy Raccoon」所属のneth選手。

　3位は、「Northeption」のメンバーとして大躍進を遂げた、韓国人プレイヤーのSeoldam選手（現在はフリーエージェント）。そして4位は、ずば抜けたエイム力から“神の子”と呼ばれ、直近では「ZETA DIVISION」への移籍が大きく話題となったDep選手だ。

　各チームのメンバーは、ファン投票の順位をもとに決定。『VALORANT』のシーンを追っているファンにとっては、普段の大会とは一味違った、所属チームの垣根を超えたメンバー同士のプレイが大きな見どころとなるだろう。

　賞金は300万円で、優勝チームが総取りで獲得。4チームによるBO3（2マップ先取）で、敗者復活があるダブルエリミネーション形式のトーナメントにて実施される。