『マツコの知らない世界』で紹介された「進化するこたつ」とは? 布団なし、1人用まで

 12月7日に放送された、『マツコの知らない世界』(TBS)では、「再ブーム到来!ノスタルジック&エモい☆進化するこたつの世界」と題し、冬の家電の代表格でもあるこたつについて特集された。

 ゲストは、独学で1000種類のこたつを研究し、好きがこうじてメーカーに就職した岩切明日香氏。隠れたこたつの産地や、最新の技術を用いたこたつ、今までにないデザインのこたつまで、知られていないこたつの世界をナビゲート。今回は、番組で取り上げられていた注目のこたつをご紹介する。

こたつ製造が盛んなのは、意外なことに〇〇県

 まずはこたつの現状について番組内容に則って紹介していこう。こたつは戦後の高度経済成長期に普及したが、現在はエアコンの普及により、電気こたつの生産台数が減っている状況だ。ただ、生産台数自体は減っているものの、昨今ではグランピング施設や水族館など家庭以外でもこたつが導入されるなどの再ブーム到来している。昭和の“エモさ”を感じられるという理由で再び脚光を浴びたのだ。

 そんなこたつ業界を支えているのは、なんと香川県の職人たち。平均年齢50歳の彼らが、こたつ業界を支えているのだという。香川県は冬でも平均気温8度程度と比較的温暖。こたつだけで寒さをしのげる気候の影響で製造が盛んになった。県内には10社ものこたつメーカーが存在し、全国へこたつを届けている。

進化を感じるこたつ3選

 ここからはこたつを知り尽くしている岩切氏が紹介した「進化を感じる3つのこたつ」を紹介する。

マリーナ(オカヤ)

 「マリーナ」は、なぐり加工が施された木材に独特の削り跡を残して製造されたこたつで、平たい仕上げとは異なる木の素材感や躍動感が出る。寒い冬は布団をはさんでこたつとして、春夏秋は本格的なリビングテーブルや、センターテーブルとして一年中使用できるこたつだ。

チェリー(讃和)

楽天より

 洋室、和室にも馴染む、落ち着きのある和モダンなデザイン。複雑な天板加工がなされているが、つぎはぎの部分が凹凸にならないよう、1つ1つ職人の手作業で研磨加工されている。番組では、82歳の大ベテラン職人も紹介されていた。

F輪切り(春日工芸)

Amazonより

 こたつを作り続けて30年の老舗、春日工芸が製作したこたつ。昨今は、「魅せるデザインこたつ」が人気だという。

洋室向けおしゃれこたつも

楽天より

 再ブームとなったこたつのなかには、洋室にも合う「おしゃれこたつ」が続々と登場しているという。女性に大人気、あのFrancfrancも実はこたつを販売。白を基調とした木目がきれいな天板は、UV塗装なので傷もつきにくく丈夫でお手入れも簡単。暖房器具としてだけでなく、おしゃれなインテリアとしても十分活用できる。

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