iPhone 13 Proの「マクロ撮影」に100円マクロレンズはどれだけ対抗できる?
料理のマクロ撮影で違いは出る?
続いて、料理の写真も撮影してみた。先ほどは被写体ギリギリまで近づいて撮影したが、料理写真の場合は少し離れて撮影したほうが料理の全体像がわかり、見栄えのよい写真になる。iPhoneのマクロ撮影では、食材の質感やソースのテカリなどがわかるカットを撮ることができた。
一方で、ダイソーの外付けレンズの場合は、ギリギリまで近づいた状態でしかピントの合った写真を撮ることができない。また、ピントの合う範囲も狭いため、何を撮影した写真なのかわかりづらいものとなってしまった。
Amazonのレンズの場合も同様で、スマホが料理に付きそうな距離まで近づいて撮影しなくてはならない。iPhoneのように料理の全体像が伝わる写真を撮るのは厳しそうだ。
iPhoneのマクロ撮影のほうが柔軟に撮影できる
iPhoneのマクロ撮影機能とダイソーやAmazonの外付けレンズを比べると、iPhoneのほうが柔軟な撮影ができそうだ。スマホから被写体までの距離をある程度調整でき、ピントの合う範囲も外付けレンズに比べて広めなので、被写体に応じて撮り方を工夫しやすい。
一方で、外付けレンズの場合は、「ピントがきちんと合うレンズから被写体までの距離」がピンポイントなので、撮影のアングルなどを調整しづらいのが難点といえそうだ。
料理写真のように被写体までの距離や撮影する角度を調整しながら撮影したい場合は、iPhoneのマクロ撮影に優位性がある。ただし、小さな花のアップなど、被写体の特定の部分を大きく映したい場合は、外付けレンズでも問題なく撮影できるだろう。
マクロ撮影に興味のある場合は、まずは安価な外付けレンズを使い、それでは撮影できないものを撮りたくなったときに、マクロ撮影に対応したスマホの購入を検討するとよいのではないだろうか。
<Source>
https://jp.daisonet.com/products/4549131890549
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CJ4BCZ7/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title