結果として「美容お好きじゃないですか」と担当スタッフがお勧めしたのは、大型のメイクボックスだった。ヒカルはメンズ脱毛サロンをプロデュースするなど、美容に強いこだわりを持っている。加えて、登録者数430万人超のチャンネルを運営するトップYouTuberとして動画映えする珍品を求めているため、一般的な服やバッグでは物足りない。そんなわけでこの製品を提案したものと考えられるが、一流ブランドのスタッフらしい顧客のニーズに寄り添ったファインプレーと言える。値段は約100万円。一般人にとっては高額だが、金持ちYouTuberにとってはそうでもないらしく、ヒカルは「リーズナブルっすね」と喜んだ。なお、同製品にはオーダーメイドで好みのペイント（イラスト）を入れられるとのこと。このサービスが決定打となり、ヒカルは「じゃあ、これ購入決定で」と即決した。

　そして購入から1か月半後、メイクボックスが完成した。ヒカルが施したペイントは、かつて活動していた自身の音楽ユニット・カルxピンの楽曲「俺たち金持ちYouTuber」のサムネイルをモチーフにしたイラスト。その出来栄えにヒカルは「普通にすごいなこれ！」と満足げな表情を浮かべた。

　ちなみにこの「おまかせ企画」、ヒカルによると「好評だったらまた別のハイブランドでやるかも」とのこと。果たして第2弾はあるのだろうか。あるとしたら、次はどのハイブランドへ赴き、どんな驚きの品を買い上げるのだろうか。ヒカルのおまかせ企画の今後に注目していきたい。