世界に目を向けて気合十分なAぇ! group

　そして、ラストは黒ベースのワイルドな衣装を着ているAぇ! group。率先して挨拶をするのは、「Aぇ! groupの青色担当、ギタリスト」の正門良規。周囲から「正門〜」という声が上がることからも彼の人望の厚さが伺える。根っからのギタリストで、TOKIO城島茂と雑誌で何度も対談をしてきた。YouTubeでも7 MEN 侍の矢花黎とギター談義がしたいと意気込む。

　続いて、Aぇ! groupの最年少・佐野晶哉がバンドグループではあるものの、運動も得意だとアピール。どれくらい運動が得意かを見せるために……と、撮影場所の大阪城ホール内の花道を走り出してしまった。これにはみんな「えぇ！？」と困惑しつつも、すぐに「自己紹介してたらいいのね」とその場を収めたのは、Aぇ! groupの最年長・末澤誠也だった。

　末澤は、関ジャニ∞大倉忠義が主演するドラマ『知ってるワイフ』（フジテレビ系）にも部下役として出演中で、FODで配信されるスピンオフドラマでは末澤が主演を務める注目株だ。挨拶では「特技は車の急ブレーキの音です」と甲高い声を発すると先ほどから走っていた佐野が「あぁ！　急ブレーキ痛い！」と事故に遭う即興コントを披露し、チームワークの良さを見せる。

　そんなメンバーのわちゃわちゃを見届けて、リーダーの小島健が登場。「ドーン……」と自由な発言で早速、強靭なハートを見せつける。さらに、Lil かんさいの嶋﨑と仲がいいことから「2人で“こじとあ”チャンネルを持ちたい」と、まさかのユニットチャンネルを提案。すでに2人でネタ合わせも済ませており、ますますYouTube参戦への本気度が伝わってくる。

　そして、Aぇ! groupの目印担当、草間リチャード敬太は、その目力の強さが最大の武器だとし、YouTubeの関連動画の中で思わず目に留まるサムネイル担当になろうと意気込む。「1本目のサムネここにしよう」と目のドアップでいこうと持ちかける。サムネイルがここまで楽しみになるグループは前代未聞だ。

　また「……どうも……福本……大晴です」と腹話術で挨拶をしたのは、福本大晴だ。腹話術は万国共通で伝わる芸だとし、「いっとくけど俺が一番世界で活躍できるからな！」と鼻息を荒くして主張。さらに、英語と中国語で名前を言い出し、グローバル感を出していくも思っていたリアクションが返ってこず、困ったように「フン！」と一言。だが、この前のめり感はきっとYouTubeで大きな武器になるに違いない。

　……と、どれだけ強力な個性たちが参戦したかがおわかりいただけただろうか。YouTubeで人気を高め羽ばたいていったSnow Man、SixTONESのように、彼らが目指すのは、やはりCDデビューの夢。東西入り乱れてさらに刺激的な切磋琢磨が繰り広げられる『ジャニーズJr.チャンネル』から目が離せない。