NASAが月に4Gネットワークを構築 月でもサステナブルな開発が進むか?
世界的に開発競争が激化 壮大な火星移住計画も
日本政府は10月13日、米国が主導する「アルテミス合意」に署名した。これは、月面探査で得た宇宙資源の利用などについて定めた新ルールだ。昨年1月、中国が月の裏側への着陸を成功させていることから、各国と国際的なルールを作ることで中国を牽制する狙いがあると見られている。
米国や中国の他にも、持続可能な資源の開発、そして新たなビジネスチャンスを求め、各国が宇宙開発競争に乗り出している。
UAE(アラブ首長国連邦)は、9月、月に無人船を送る計画を発表した。UAEの副大統領兼首相、シェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏は、「2024年に、これまで人類が探索したことのない月面のエリアに着陸するのはエミラティ(UAE)となるでしょう」とTwitterに投稿している。ただし、具体的な探索予定地や打ち上げ方法については言及していない。
今年7月にはUAEの火星探査機「HOPE」が種子島宇宙センターから打ち上げられるなど、UAEは急速に宇宙開発を進めている。長年石油への経済的依存が続く同国は、新たな資源を確保することができるのだろうか。また、2117年までに火星移住計画を実現させるという壮大な目標を掲げており、いよいよSFの世界が現実味を帯びてきた。
宇宙開発には、それぞれの思惑とロマンが詰まっているようだ。
(画像=Pexelsより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.cnbc.com/2020/10/19/nasa-is-launching-a-4g-mobile-network-on-the-moon.html
https://www.nytimes.com/2020/10/13/science/blue-origin-jeff-bezos.html
https://www.latimes.com/science/story/2020-09-29/united-arab-emirates-launch-spacecraft-moon
https://news.mynavi.jp/article/20201021-1427855/
https://mainichi.jp/articles/20191108/k00/00m/040/168000c
https://jp.usembassy.gov/ja/artemis-accord-sets-high-standards-for-moon-missions-ja/
https://www.businessinsider.jp/post-175511