iPhone 12シリーズ、最速「ミリ波」は日本上陸せず……miniのバッテリー持続時間にも注意

 Appleは9月13日(日本時間14日)、デジタルイベント「Hi, Speed」を行ない、新型iPhone 12シリーズ等を発表した。

Apple Event — October 13

初の4モデル同時ローンチ

 5.4インチの「iPhone 12 mini」は74,800円 (税別)からで11月6日予約開始。6.1インチの「iPhone 12」は85,800円 (税別)からで10月16日予約開始だ。ブラック、ブルー、グリーン、レッド、ホワイトの5色の選択肢がある。

 ハイエンドモデルは、6.1インチの「iPhone 12 Pro」は106,800円 (税別)からで10月16日予約開始。6.7インチの「iPhone 12 Pro Max」は117,800円 (税別)で11月6日予約開始。シルバー、グラファイド、ゴールド、ブルーの4色ある。カメラ部分にLiDARスキャナを搭載し、AR体験が向上する。

 新型iPhoneを4機種同時発表するのは史上初だ。全機種、iPhone史上初めて電源アダプタとEarPodsが同梱されず、USB-C-Lightning充電ケーブルは付属する(参考:https://www.apple.com/jp/apple-events/october-2020/)。

 手元にない人は、忘れずに購入したいところだ。Appleは配送する箱が小さくなり、そもそも製造するアクセサリーを減らすことで年間200万トンの炭素を削減できると『9to5mac』は伝えている(参考:https://9to5mac.com/2020/10/13/iphone-12-does-not-come-with-power-charger-or-earbuds-in-the-box/)。

 また、Appleはワイヤレス充電器、ケース等でMagSafeブランドを復活。マグネットリングを採用することにより、充電中に位置がずれることなく効率が向上する。ノッチが小さくなるか否かは論争になっていたが、若干の縮小がみられた。

全4機種が5G対応も、日本は低速の「sub-6 GHz」

 iPhone 12 シリーズは、iPhone初の5G対応ということで、注目されている。全4機種が5Gに対応するが、2つある規格のうち、より高速な「mmWave(ミリ派)」はアメリカ向けのもののみだと『MacRumors』は伝えている(参考:https://www.macrumors.com/2020/10/13/iphone-12-mmwave-us-only/)。

 つまり、日本では「sub-6 GHz」対応のものしか手に入らない。コロナ禍で、5G関連のコンポーネントに遅れが出ているという情報から推察するに、性能より時間を優先したということなのだろうか。もしくは、コスト節減が理由の可能性もある。他のメーカーは、フラッグシップスマホが5Gに対応した際に大幅な値上げをしたが、Appleは価格を維持し、さらに廉価なモデルも投入しているからだ。