撮影本番前、ベッドで横になるみなみ×コージペアの仲睦まじさが微笑ましかった。元々愛嬌のある笑顔が印象的なみなみだが、コージの前ではそこに“とろけっぷり”が加わり、とても幸せそうなにやけ顔を見せる。合間でハグをしたり、互いへの信頼感を高め“一緒に”役作りに励んでいる“共同作業”感も垣間見えた。キスシーンの直前、顔を合わせながら「俺がきっかけを作るから、あとは自由に」とコージがリードし、それにみなみが身を委ねられていたように見えた。

　元々ペア決定直後には「望んでいた結果とは違った」と漏らしていたコージだったが、本番終了後には「一番気になっているのはみなみ」と話し、心境の変化を覗かせた。

　芝居中に、役名ではなく本名で呼び合うシーンがあるのも、観ているこちらもよりドキッとさせられるし、当人たちの恋模様にも少なからず影響を与えているように思う。

　共同生活や「同棲ハウス」などの新ルール、さらに毎話ベットルームでの撮影という、前シーズンよりもパワーアップしている仕掛けが様々に用意されているぶん、互いについて知り合う時間も早ければ、関係性の深まり方もより濃く、密になりそうな今シーズン。そんな一歩も二歩も踏み込んだ設定が、今後どのようにお芝居や恋愛模様に反映されるか楽しみだ。

■楳田　佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter：https://twitter.com/Tominokoji