『いきなりマリッジ3』第17話ーー出会って19日目、新郎新婦の間に浮き彫りになる“男女の関係”問題

 タケルの仕事仲間はナツキを「すごくセクシーじゃん!」と褒めちぎる。ナツキが「(タケルは)全然言ってくれないの」と返すと、タケルの仕事仲間は「ナツキさんの立場だったら俺は、愛する人にそこを褒められないって、私って今まで何やってきたの? って思う」とコメント。男女の関係について悩むナツキにとって心に響く言葉だったはず。ナツキはまだ、その悩みをタケルに伝えていない。「(セクシーだと)すごく言ってくれる!」と喜ぶナツキの姿は、タケルの目にどう映っていたのだろうか。

 “新婚”生活22日目には、ナツキのレッスンに参加するタケルの姿が。タケルは「超きついです」とヘトヘトな様子だったが、ほぼ60分動きっぱなしのレッスンについてきた彼を見て、ナツキは「頑張ってるね。ちと見直した」と嬉しそうだった。

 “新婚”生活23日目。“新婚”生活も残り1週間となったこの日、ナツキはインストラクターの先輩たちとの食事会へ向かった。「近況報告兼、終盤に向けてアドバイスを頂こうかなと思ってます」と言うナツキを、先輩たちは明るく出迎える。

 先輩から「どう? 新婚生活」と問われたナツキは、「初めてですからね。良いのか悪いのかもわかんないです」と口にしつつも、「旅行行ったら(相手が)嫌になるって言うじゃないですか。それは、あんまりないかな」「楽しめるポイントは似てるかな」と頬を緩ませる。ナツキなりに、タケルとの関係をプラスに捉えているようだ。

 しかし、「ただ楽しいで20日間を過ごしてきちゃって、仲良いだけで終わっちゃってて」と、将来について具体的な話ができていないことを明かす。子どもが何年後に欲しいのか、産休中の収入についてはどう考えているのか、タケルの価値観がいまいち不透明なところが気がかりになっている様子。先輩たちに打ち明けていくうちに、ナツキは段々と弱気になり「(自分は)結婚向いてない気がする」と呟く場面もあった。だが、先輩たちはそんなナツキを力強く励ます。価値観については「でも……どうにでもなるよ」「意外と工夫するんだよね」と明るく笑い飛ばし、「自分のタイミングで動けてない」というナツキの不満には「でも、結婚生活ってそうだよ。こうして欲しいのに(夫は)しない。毎日そういうのの繰り返し」とアドバイスを送る。結婚し、二人で生きていくことに弱気になりそうなナツキの背中を「一緒に住めるってすごくない?」「結婚は一緒にいられるかどうかだよ」と優しく押していた。

 もちろん、最終的に決断を下すのはナツキ自身。先輩との食事会で心がほぐれたとはいえ、まだまだ不安は残ったままだ。“新婚”生活24日目、箱根へ温泉旅行にやってきたタケルとナツキ。「ゆっくりしながらいっぱい話そう」と微笑むタケルに、ナツキはうなづいた。残りわずかな時間で二人の仲はより深まっていくのか、それとも……。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
第17話放送URLはこちら
(c)AbemaTV

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