さらに、11月23日には、東京・渋谷にオープンしたばかりの任天堂オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」に赴き、商品を全部買うというトップYouTuberらしいチャレンジ動画を公開。最終的にかかった金額は217万6758円。夢が叶ったと大喜びしたあとで、「使いきれないおもちゃは恵まれない子供達の施設に寄付する予定です」と明言し、ファンからも賞賛の声が相次いでいた。

　若年層から圧倒的な支持を受けているヒカキンが、このように度々社会貢献をテーマにした発信をしていることには、小さくない意味がある。「YouTuber」という新しい職業に対しては、一部クリエイターの社会規範から外れた行動により、ネガティブなイメージを持っている人もまだ少なくない。そんななかで、自身の影響力を正しく使い、社会貢献とともにYouTuberの地位向上にも大きく貢献しているヒカキンは、やはり誰よりも「YouTuber代表」として特番に起用したくなるタレントだと言えるだろう。ヒカキン自身も多忙を極めるなかで、「テレビ出演は勉強になる」と出演に積極的な姿勢を見せており、相思相愛の関係はまだまだ続きそうだ。

（文＝向原康太）