流佳、圧倒的な強みで“料理と英語”の雪辱晴らす 『テラスハウス』卒業インタビュー

 思えば、流佳の“ブロッコリーパスタ”に対して、ペッペは入居した当時こう言っていた。「それが初だよ! だいたいカルボナーラもそんな感じで生まれたよ。だから多分、これから100年後にブロッコリーパスタがメインになるよ」(15TH WEEK本編)、と。その言葉を実現するかのように、流佳は“カルボッコリーパスタ”を作り上げた。ブロッコリーパスタがメインになる未来が来るかはわからないが、それでも彼にとっては、とてつもなく大きな一歩を踏み出したと言っていいはずだ。

 流佳が用意したサプライズはこれだけではなかった。みんなの前で英語のスピーチを披露し、その中でテラスハウス卒業を発表したのだ。同じく初期メンバーの春花だけは、流佳が卒業することを事前に知っていたが、それでも彼のスピーチを聞いて、大粒の涙を流していた。おそらく、流佳の葛藤を長い間、一番身近で見ていたからこそ、彼の成長に少し寂しさを感じつつ誰よりも感動したのだろう。ちなみに、卒業インタビューでそのときのことを振り返っていた流佳は、「英語のスピーチで緊張して飛んじゃったことがあって、両親への感謝の気持ちが……」と、ちょっとズレているが、なんとも愛らしくて、彼らしいコメントをしている。

 そんな流佳は、最近、初めてボランティアに参加し、そこで「人のために何かするってめっちゃいいな」と思ったという。そこで将来は、「お金持ちになって、いっぱい寄付したい」と笑顔で夢を語っていた。

 大人になるにつれて、私たちが忘れてしまいがちな“素直さ”と“純粋さ”。それらが失われていくからこそ、大人は子どもよりも成長しにくく、変化するスピードも遅くなってしまうのだろう。だが、流佳にはまるで子どものような“無垢さ”が、いまでも残っている。それは彼にとって、変えがたい魅力であると共に、間違いなく最大の武器となるはずだ。流佳はこれからもいくらでも成長していけるし、どんな風にも変われる。スタジオでは「天才肌」と評されていたが、可能性も伸び代もまさに無限大なのだ。

 いま、芸能界の道を歩み始めた流佳は、果たしてどんな形に化けていき、お金持ちになる未来へと繋げていくのか。きっと彼は、どんなときも前を向いて、諦めずに突き進んでいくのだろう。

(文=朝陽空)

【25th WEEK】「こいつバカじゃないの?って前から思ってました…」卒業インタビュー 西野入流佳編

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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