『いきなりマリッジ3』第4話ーー出会って7日目の新婚旅行で問題発生 新郎新婦それぞれが抱える不安とは?

「まだ、何喋ろうって思っちゃうことがある」

 “新婚”生活7日目の夜、新婚旅行最終日のディナーで新婦ヒナ(24歳)は新郎ジュンペイ(39歳)にこう打ち明ける。ジュンペイは「ヒナの中でまだ壁があるからじゃない?」と指摘しつつも、「気を遣わなくていいよ、俺には」と優しく声をかけた。だが、ヒナは言葉を返さない。お互い好印象でスタートしたが、この日、二人の間にある“薄い壁”が浮き彫りになった。口をつぐみ、ジュンペイを無言で見つめるヒナの表情が頭に残る。

 “新婚”生活6日目。フードコートでの二人の会話から、お互いについてまだまだ知らないことばかりなのだと気づかされる。

 ヒナに「サラッて元カレの話するじゃん。嫌じゃないの?」と聞かれたジュンペイは、「過去は変えられないじゃん」とにこやかに答えた。一方、ヒナは「元カノの話されるの嫌だ」と口にする。ヒナはいつだって正直だ。そんなヒナの素直さをジュンペイは受け止める。「嫌なくせにさ、自分の元カレの話するって最低だよね」とヒナが言うと、「でも俺は気になんないからいい訳じゃん、それは」とすかさずフォローを入れるジュンペイ。ジュンペイが元カレの話に抵抗がないのには、二人の“新婚”生活にも理由があるようだ。

「情報がない状態から会ってるからさ、どんどん知らないとさ、わかんないじゃん」

 ジュンペイは持論を語るとき、ヒナの顔をまっすぐ見つめて話す。その真剣な表情からは、ヒナをもっと知りたいという思いが伝わってくる。だが、ヒナは時折考え込むような表情を見せ、黙り込んでしまう。相手のすべてを知ろうとオープンなジュンペイとは裏腹に、ヒナは心の内側に不安を抱え込んでいるように見えた。

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