また、平均年齢16.8歳の美 少年に対して、26歳のはじめしゃちょーが、終始敬語で接しているのも視聴者たちに好印象を与えた。年齢やキャリアに関係なく、礼儀正しく、誠実に、そして楽しそうにしている姿こそ、今のエンタメに求められているものなのかもしれない。

　そんな“美青年”なはじめしゃちょーに聞く、多くの人に見てもらえる動画の極意は、人気YouTuberを目指す人にとって参考になることはもちろん、トップアイドルを目指す彼らにも刺さるものがあったようだ。インパクトのあるサムネイルは、人として思わず気になってしまう取っ掛かりを作るということ。番組や動画に出た際、多くの人の記憶に残るように“爪痕を残す”ということにも繋がる。

　「大切なのは顔」というのは、まさにアイドルに必要不可欠な要素。佐藤龍我が「最近髪伸ばしている人がいないから目立つかな」と、ルックスに関して試行錯誤していることも大切なことなのだろう。他の人にはない、自分の魅力を探し、それを出していく努力を常に怠らない。そして、リアクションの大きさや、見ている人にわかりやすく伝えるというサービスマインドも……。

　アイドル並みのルックスと、常にネタを探して話題を生み続けてきたはじめしゃちょーが言う「カッコいい×面白いは最強」という言葉は説得力が違う。一人ひとりが美しくて、微笑ましい少年が6人も集まったら……そんな強いアイドルグループは、ジャニーズファン、YouTubeファンを超えて、きっと多くの人に見つかるはずだ。

　礼儀正しくて、ピュアで、人懐っこくて、もちろんカッコいい6人が、はじめしゃちょー直伝の“面白さ”を兼ね備えた美 少年になる。そんな“これから”が楽しみになるコラボ。いつか美 少年の晴れの舞台に、はじめしゃちょーがゲストとして出演する、そんな日が来ることを楽しみにしたい。

（文＝佐藤結衣）

※岩崎大昇の「崎」は「たつさき」が正式表記。