SixTONESがYouTubeと相性の良い3つの理由 単独アーティストチャンネル開設を機に考える

 8月8日に開催された、ジャニーズJr.の単独コンサート『ジャニーズJr.8・8祭り 〜東京ドームから始まる〜』にて、2020年にSnow Manと同時CDデビューを果たすことを発表したSixTONES。「待ちに待っていた」と、ファンをはじめ多くの人々が歓喜の声をあげたニュースであった。

 SixTONESは、Snow ManとともにジャニーズJr.を牽引するグループとして、これまでになかった活動を展開してきた。その中の一つが、日本人アーティスト初となったYouTubeの『アーティストプロモキャンペーン』への抜擢だろう。「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」をキャッチコピーにYouTubeを使って様々な活動をしてきており、ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネル・ジャニーズJr.チャンネル内でも、SixTONESの動画のクオリティは一際高いと評価を受けている。ではなぜ、SixTONESはYouTubeとの相性が良いのか、その理由について考えてみたい。

 まず挙げられる理由は、“自己プロデュース力の高さ”だろう。もちろんスタッフの協力もあるだろうが、ジャニーズJr.チャンネル内の動画は基本的には本人たちが企画を立案している。SixTONESの動画は「どうすれば自分たちをより魅力的にみせられるか」、「どうすれば視聴者を楽しませられるか」を基準に企画が考えられている印象だ。実際、8月9日に配信された「SixTONES【すとーんずのらじお】ライブ配信 from YouTube Space Tokyo」内では、後任となる7 MEN 侍のメンバーに「コメントを読んで需要と供給をしっかり(把握して)」と、田中樹がアドバイスを送るシーンもあった。パフォーマンス時はワイルドな印象が強いSixTONESだが、YouTube内の動画では、メンバー間でワイワイ楽しむ姿を映し出したものが多いように感じる。それは、自分たちの様々な一面を見せられるように、意図的にアップされてきたのかもしれない。

 2つ目の理由は、“メンバー全員のキャラクターが立っていること”。短いスパンの中で定期的に動画を配信するとなると、徐々にネタに行き詰まってくるはずだ。だが、SixTONESは6人6様、一人ひとりのキャラクターが強いため、いかようにも切り取ることができる。たとえば、ジェシーによる「Mr.ズドン」もその一つだろう。田中は進行やツッコミを担当、森本慎太郎はフリーダムにボケ倒し、ジェシーはクセが強い独自のボケをテンション高くやりきり、京本大我は不思議な世界観を発揮、松村北斗はクールで知的な中にも時折クスリと笑えるボケを発し、高地優吾は温かくメンバーを見守る常識人。多様な個性があるグループだからこそ、誰が主役になっても企画が成り立ち、6人集まってもそれぞれの役割分担を全力でこなすことができる。手数が多いというのは、コンスタントに動画をアップし続けるYouTubeにおいて、絶対的な強みと言えるのではないだろうか。

SixTONES【Mr.ズドンがやって来た】みんなで一緒に楽しもう!!

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