2019.06.07 07:00

熱いライブが期待される、東海オンエア・としみつのデビュー盤　『THE BEST』レビュー

としみつ初のソロ曲をUFES.2018で初披露しました！-@TOKYO DOME CITY HALL

　「熱い歌声に、鼓膜とハートがヤケド寸前」というのは、『THE BEST』の帯にてつやが書いたコメント。ギターサウンドに負けないほどに、印象に残るのはその伸びやかで力強いとしみつのボーカルだ。昨年11月に開催された『U-FES.2018』で、としみつが初披露していた楽曲が、本作収録の「RESTART」。Charactic Note時代、ライブハウスで磨いてきたとしみつのパフォーマンスはTOKYO DOME CITY HALLという3000人を超えるキャパシティの会場をも揺らすパワーを持ち合わせており、握りしめたハンドマイクから放たれる熱量を帯びたボーカルは、彼がリスペクトしてやまないUVERworld・TAKUYA∞すら重なって見えてくる。今夏、開催の『U-FES. TOUR 2019』にはとしみつの名前がラインアップされており、昨年の盛り上がりを超える最高に熱いライブを見せてくれるだろう。

　としみつは、ケツメイシの『ケツノポリス』方式で、次作は『THE BEST2』と順にナンバリングしていくことを、さらにはベストアルバムを『BEST BEST BEST』とするというプランも明かしている。東海オンエア・ゆめまるが構想中だと言う「パチンコCR東海オンエア」より先に、ベストアルバムが世に放たれることを願いつつ、ソロアーティストとしてのキャンバスにどんな色が塗られていくのか見届けていきたい。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター／編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter