すると目黒から、渡辺が前日に頼れる先輩キャラ全開な言葉をもらったと明かされ、恥ずかしくなった渡辺は「しかもバスローブだった」と自らイジられ役に収まるところも微笑ましい。すると今度は向井が、渡辺と共になかなか正解できないことをキッカケに「逆に翔太くんと両想いみたいでうれしい」とからんでいき、それを「うるさい！」と渡辺がツッコむのだった。これまでの6人体制が同世代の部活仲間のような絆だとすれば、後輩メンバーが入ることで、その関係性がより複雑化。彼らがもともと持っていた頼りがいのある部分や、優しさが、別角度から光が当たる。

　また、関西ジャニーズJr.をリードしてきた向井は、どんな会話のボールでも拾える安心感があることから、深澤の自由な発言がより増えていく。そして、秀才キャラの阿部がパスを上品に回し、佐久間が遠慮なく勢いのあるボケを見せ、貴族キャラの宮舘がここぞの一言でもっていく感も。そんなやりとりを見て、吸収力のある目黒がトーク面でもどんどん成長していく姿が容易に想像できる。きっとこれから仲が深まるにつれて、今よりもさらに奥行きのあるトークが展開されていくに違いない。

　今回は、残念ながらラウールは、東京でお留守番だったそうだが、このフォーメーションにさらなる変化球が加わる。さらなる彼らの対応力に期待が高まる。もっとカッコよく、もっと面白く、もっと応援したくなるグループへ。Snow Manの躍進を楽しみにしている。

（文＝佐藤結衣）