でんぱ組.inc 鹿目凛、マンガについて大放談! 『次にくるマンガ大賞 2018』レポ&インタビュー

でんぱ組.inc 鹿目凛、マンガについて大放談! 『次にくるマンガ大賞 2018』レポ&インタビュー

 『次にくるマンガ大賞 2018』が8月23日、SHIBUYA TSUTAYA 7F WIRED CAFEにて開催された。

 『次にくるマンガ大賞』は、2014年に月刊誌『ダ・ヴィンチ』と動画サービス『niconico』が、すべてのマンガファンによる推薦と投票を通して“次にブレイクしそうなマンガ”を発掘し紹介することを目的として創設したマンガ賞。一般ユーザーからエントリーされた作品の中から、“次にくるマンガ大賞運営委員”で「コミックス部門」50作品、「Webマンガ部門」50作品をノミネート作品として選出する。ノミネートされた作品を対象に、改めてユーザーの投票を受け付け、両部門の大賞作品やランキングを決定していく「元祖ユーザー参加型」で、参加者は年々増加しており、今回ユーザーからエントリーされた作品の総数は両部門合計で 3711作品に上る。

 MCには中倉隆道氏(元NHKアナウンサー)、SNSを中心に漫画家・イラストレーター「ぺろりん先生」としても活動している鹿目凛(ベボガ! / でんぱ組.inc)、コメンテーターには『ダ・ヴィンチ』の関口靖彦編集長、TSUTAYAの名物書店員である栗俣力也氏が登壇。イベントの模様は、ニコニコ生放送で中継された。

『先輩がうざい後輩の話』(C)しろまんた/一迅社

 「Webマンガ部門」で1位に選ばれたのはしろまんた『先輩がうざい後輩の話』。ちょっぴりガサツだが面倒見のいい先輩=武田と、「うざい」と扱いながらも実はまんざらでもない後輩=五十嵐の日常を描いた人気作だ。2位には桜井海『おじさまと猫』、3位におおのこうすけ『極主夫道』と続く。Twitter投稿から連載に繋がった『おじさまと猫』では、担当編集が「ふくまるが可愛い」「おじさまが格好いい」「番外編も面白い」とマンガをプッシュ。トロフィー贈呈とマイク持ちを担当した鹿目は、ふくまるの人形でコメントに頷く素振りを演出し、ニコニコのカメラがフリップから段々とふくまるに寄っていくと、会場には次第に笑いが起こり、ニコニコの画面にも「カメラマングッジョブ!」といったコメントが寄せられた。

 1位の『先輩がうざい後輩の話』は、昨年Twitterで公開したマンガが21万いいねを獲得し、人気に火が付いた作品。毎週金曜日の昼頃にしろまんたのTwitterでマンガが公開されることから、編集担当は「毎週金曜日は尊さ供給DAY」とアピールした。

『来世は他人がいい』(C)小西明日翔/講談社

 一方の「コミックス部門」で、1位に選ばれたのは小西明日翔『来世は他人がいい』。極道の家で生まれながら、平穏な日々を送ってきた女子高生=染井吉乃と、婚約者の深山霧島らはみ出しものたちによる笑いとスリルあふれるエンターテイメントだ。2位に稲垣理一郎原作のBoichi『Dr.STONE』、3位にかんばまゆこ『錦田警部はどろぼうがお好き』が選ばれた。会場の観覧に来たファンから大きな歓声が上がったのが、3位の『錦田警部はどろぼうがお好き』。ニコニコの画面もコメントが弾幕となるほどの反響だった。「怪盗と警部のドキドキ追いかけっこコメディ」と紹介されると鹿目も「えっ! 男の人同士ですか!?」と反応。「えっ、これは個人的に気になる」と顔色を変え、前のめりになる一幕もあった。作者のかんばと担当編集が会場に来ていることが告げられると、会場には再び歓声が。かんばは、青山剛昌の『名探偵コナン』スピンオフ作品『犯人の犯沢さん』を執筆していることでも知られている。ここで、青山からの「殺人マンガ(犯沢さん)を描きながら、怪盗マンガ(錦田警部はどろぼうがお好き)を描いてる!? まるで、誰かさんみたいじゃないか!!!(笑)」というコメントも公開され、単行本未収録分と新たなエピソード2話分が追加となる新装版が10月に発売されることも発表された。

 イベント終わりの囲み取材では、関口編集長、栗俣氏による総評が話された。記者から鹿目に「好きになったマンガ」という質問が飛ぶと、「最近好きなマンガは『1日外出録ハンチョウ』という、『賭博破戒録カイジ』のスピンオフなんですけど。『カイジ』って何話もあってギャンブルで、いろんな心理戦もあるんですけど、その中でも『ハンチョウ』はすごく読みやすい作品になっていて、グルメもあり、ギャグもあり、好きな作品です。昔から好きなマンガは『聲の形』で、男の子(石田将也)が耳の聴こえない女の子(西宮硝子)に『昔、いじめちゃったけど、今は友達になりたい』という、自分の中の正義とかを考えさせられて、心が洗われるマンガです」とコメントした。

 また、Twitterでイラストやマンガを描き始めたことがきっかけで注目を浴びることとなった鹿目は、「Twitterで見て好きになったのが『おじさまと猫』。心温まる作品で、自分もこれくらい人に感動を与えたいって思える作品でした。最近は、ほのぼのとしたマンガも好きで、人を前向きに、元気にさせる作品も描きたいなと思ってます。アイドルと並行して活動しているので、ファンのみなさまに『アイドル好きでよかった』って思えるような作品を描きたいなって思ってます」と意欲を燃やしていた。鹿目は、イベントが開催された23日深夜、自身のTwitterにアイドルとファンの関係性を描いたマンガを投稿。そこから連日に渡り、Twitterへマンガをアップし続けている。

 リアルサウンドでは、イベント収録後に鹿目へ独占インタビューを行ない、初のMCや反応を示していた『錦田警部はどろぼうがお好き』、マンガとの出会いについて振り返ってもらった。

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