目的地まで無料の配車サービスが誕生? 「nommoc」プロジェクトスタート
若手実業家の吉田拓巳が、新会社・株式会社nommocを設立。本日5月8日に新サービス「nommoc(ノモック)」のプロジェクトスタートを発表した。
「nommoc」は、スマートフォンアプリで配車して、目的地まで無料で乗れる、未来の移動体験を提供するサービス。アプリにユーザーが自身の情報を入れることで配車可能になる。目的地に着くまでの間、 車内ディスプレイには、ユーザーが関心を持っている店や商品についての最新情報が流れるという。 また、AI技術によりユーザーの行動パターンを分析し、先回りしてスタンバイしたり、ユーザーの好みを学習してより高い精度で、オススメの行き先や欲しい情報を届けてくれるようになる。
今後は、2019年3月のサービス開始を目指して開発と資金調達を行っていく予定。資金調達第一弾として、本日5月8日20時より日本初のマッチングサービス「FUNDINNO」を利用した資金調達を実施する。1年後には東京、福岡・天神エリアを中心にサービス実現を目指す。2020年を目標に日本主要都市で展開し、事業拡大・再投資を行い海外市場進出も狙っているとのことだ。
無料で目的地まで移動でき、その間、AIにより好みの情報が得られるという画期的なサービスは、実現するか。2011年には弱冠15歳での起業が話題となり、VJとしても活躍する吉田氏の手腕に注目が集まる。
「nommoc(ノモック)」 開発の背景
飛行機、電車、バス、タクシーなど私たちの移動には必ずコストが付くのが常識でした。コストを考えずに移動が無料になったら、人々はもっと多くの場所に行きたいと思うのではないか。また、将来的には「nommoc(ノモック)」にAIを活用することで個人の嗜好性を元にその人にあった情報(広告)が移動中の車内で流れるようになることを考えています。これが実現すると移動時間中もその人の人生を豊かにするために必要な情報が収集できるという、移動中の時間的価値が飛躍するサービスになると思っております。移動がただの移動ではなく、移動中も人々に価値を与え、そして、(お勧めの行き先が表示されることで)乗ってからも目的が生まれるという従来の目的があり移動するという構造を覆し、全く新しい時代設計に挑戦したいと思っています。
(文=編集部)