「虹」は30日時点で、YouTubeで2800万再生を超えるヒットを記録しているが、一般の認知度は当然、この日共演した乃木坂46やKAT-TUNの楽曲とは比較するべくもない。この楽曲の魅力は、メンバーの個性や活動の歴史という文脈を知るか知らないかで大きく変わり、そのパフォーマンスの評価も分かれてしまうのは、仕方がないことかもしれない。

　一方で、フィッシャーズが全力で伝えたメッセージに打たれ、動画をチェックし始めた新しいファンもいることだろう。もともと中学時代の同級生である7人が、いまも本気で遊び、多くのファンを楽しませ、日本一の音楽番組にまで出演したーーそのドラマに胸踊る人は、少なくないのではないか。今後も音楽活動を続けていくだろう彼らの“伸び代”に注目しつつ、生駒里奈も魅了する、普段の動画もチェックしたい。

（文＝編集部）