Snow Man、Travis Japan、SixTONES、東京B少年、HiHi Jets…動画からグループの魅力を探る

“ちゃんとしてる感”がカワイイ、東京B少年

　2016年に結成され、メンバー全員が2000年代生まれの東京B少年の動画は、優秀さが垣間見える。分かりやすかったのが企画会議の進め方だ。一人ずつやりたいことをしっかり事前に考え、発表していた。リーダーの那須雄登をはじめ真面目に取り組むメンバーが多く、スムーズにまとまっていた。そして第一回目の動画は、過去に嵐・相葉雅紀が担当していた「Aの嵐！」（日本テレビ系『Gの嵐!』『Dの嵐!』内コーナー）を彷彿させる「おバカ実験」。卵を1回、10回、100回、5000回、1万回振ったらどうなるか？　というものである。失敗すること無く実験を完遂し、「5000回振った卵、1万回振った卵は茹でた時の食感が違う」ときちんと結果も出した。真面目さがにじみ出た彼らの動画は、応援しながら見たくなる動画だ。

10代にして豊富な経験が表れている、HiHi Jets

　HiHi Jetsは幼い頃から舞台に出演してきたキャリアのあるメンバーが集まっており、動画では彼らの安定感ある面白さを味わうことができる。第一回目の動画は「ことわざ実証動画」。物事が思うようにいかずにもどかしい、という意味の「二階から目薬」を実際にやってみるという内容だ。メンバーの橋本涼、猪狩蒼弥が目薬をさす係、最年長の高橋優斗が受ける係で実証を行なうが、なかなか目に入らずもどかしい。紆余曲折を経て成功し、MCをしていた高橋が締めるも猪狩が「3階、4階になるとどうなるんだろうね」とつぶやくというオチもしっかりついている。まとまりある動画は、長年経験を積んできた彼らだからこそできるものである。

　ジャニーズJr.を身近に感じることができる「ジャニーズJr.チャンネル」。今後さらに、地上波のバラエティ番組とは違った、ディープな部分を見ることもできそうだ。5組の個性を楽しみながら、彼らの成長をチェックしていきたい。そして、YouTubeを通じて世界中の多くの人に彼らの可能性を知ってもらえることに期待したい。

（文＝高橋梓）