大森元貴演じる関と同じ顔の“父”登場! 『いろはの恋は時代をかける』絡まり始めた恋の矢印

 一方、恋模様もにわかに賑やかになってきた。とりわけ鮮烈な印象を残したのが、生琉の幼なじみ・佐伯凜花(剛力彩芽)。世界を飛び回るポーカープレーヤーである彼女は、突然生琉を空港に呼び出し、彼の心に気になる誰かができたことまで察してしまう。

 高校時代から、他人の些細な変化を見逃さず、人付き合いに疲れていた凜花。そんな彼女が、生琉の不運を恨まず、人のせいにしないところを好んでいたというのも頷ける。人のことが見えすぎる彼女にとって、彼といる時間は気を張らずに済むものだったのかもしれない。

 けれど、今までは自分が一方的に振り回す相手だった生琉に、変化が訪れている。凜花は、高校の頃から試合前の験担ぎに行っていたハグを断ったかと思えば、今度はキスする寸前まで近づき、「上書き成功」と言って去っていく。相手を翻弄する大胆さと、手元にとどまってはくれない自由さがなんとも魅力的だ。剛力の物怖じしない佇まいには、生琉との関係の外にも広い世界を持っている人のスケール感があり、世界を舞台に勝負する人物という設定にも説得力があった。

 帰宅した生琉は、いろはを前に妙な罪悪感を抱く。自分が気にしているのは、彩葉なのか、それともいろはなのか。その気持ちを整理する間もなく、いろはの心には忘れられない関の存在があることも見えてきた。

 いろはにとって関は、算学の師として敬愛するだけでは収まらない存在だった。関もまた、身分や立場ゆえに言葉にはできずとも、彼女に惹かれていたのではないか。そんな二人にとって、算学は一緒にいられる口実であり、思いを交わすための二人だけの言語。旅立つ関が贈る問いに、いろはは必ず答えると約束していた。その問いには、彼が直接伝えられなかった思いも忍ばせてあるのかもしれない。

 さらに、素直に非を認めたいろはに、真島も心を動かされた様子。そしてラストには、現代に関と同じ顔をした児童の父親が登場する。彩葉といろはの間で戸惑う生琉に続き、彼女もまた、同じ顔をした別の人と向き合うことになるのだろうか。絡まり始めた恋の矢印は、算学好きのいろはにも、容易には解けそうにない難問である。

■放送情報
火曜ドラマ『いろはの恋は時代をかける』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:上白石萌音、向井康二、山中柔太朗、大森元貴、剛力彩芽、大西礼芳、白山乃愛、YOU、イモトアヤコ、保田圭、竹財輝之助、柳ゆり菜ほか
脚本:長田育恵
演出:田中健太、福田亮介
音楽:Ken Arai
主題歌:MISIA「さよならばっか」
プロデューサー:宮﨑真佐子、松本明子
協力プロデューサー:阿部愛沙美
編成:渡邊晏夏、関川友理
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koitoki_tbs/
公式X(旧Twitter):@koitoki_tbs

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