悟空の“超サイヤ人3”が圧巻! 『ドラゴンボール超 ビルス』の作画はどう変わった?

 さらに圧巻のクオリティとなっていたのが、悟空が超サイヤ人3へと変身するくだり。超サイヤ人2でも攻撃が届かないビルスを相手に、悟空はとうとう切り札を切ることに。変身の瞬間、悟空のオーラから放たれた雷のような光が界王星へと続く“蛇の道”に降り注ぎ、道そのものを壊していく……。

 周囲を巻き込みながらパワーアップする悟空の姿がダイナミックに描かれており、その迫力に思わず息をのんでしまった人も多いようだ。一連のシーンに対して、SNS上では「スタッフの気合いがビシビシ伝わってきた」「本当に興奮した」といった声が相次いでいた。

 また悟空の強さを可視化させる演出は、たんにスタイリッシュなだけでなく、ビルスの底知れなさを際立たせる効果も生んでいた。最強形態になった悟空の猛攻をかわしながらも、ビルスは相手の動きをじっと観察するようなそぶりを見せていたからだ。その所作の一つひとつに、真の強者らしい余裕がにじんでいた。こうしたビルスの戦闘中の立ち振る舞いも、旧作から微妙な変化を感じられる要素だ。

 なお、『ドラゴンボール』シリーズのエグゼクティブプロデューサー・伊能昭夫氏は、4月に公開されたコメント映像で、ビルスを「何をするか分からない神」として畏れを抱かせる存在だと語り、今作ではビルスの存在感と魅力を新しい映像表現で存分に味わってもらえるよう力を注いでいると明かしていた。悟空の描き直しは、ビルスの存在感を引き出すための仕掛けでもあったのかもしれない。(※1)

 とはいえ本作の物語はまだ始まったばかり。今後の展開では、やはり超サイヤ人ゴッドの戦闘シーンが大きな見どころとなるだろう。界王星での一戦ですらこれほどの変化があったと考えると、宇宙を揺るがす大衝突は、けた外れの迫力で描写されそうだ。

 また、ビルス編の“その先”にも注目したいところ。というのもOP映像では、悟空が超サイヤ人から超サイヤ人ゴッド、さらに超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)へと姿を変えていく模様が描かれているからだ。それに加えて、旧作の第19話以降に登場したゴールデンフリーザの姿も一瞬だけ映り込んでいる。

 9月に公開された超開幕ビジュアルと超開幕トレーラーにも、フリーザに加えて地球を狙う“新たな脅威”が描かれており、物語がビルス編だけで終わらないことを予感させる。

 『ドラゴンボール』屈指の戦いを、あらためて描き直すエンハンスド版。すでにビルス編に触れたことがある人も、生まれ変わった物語をぜひ楽しんでほしい。

参照
※ https://dragon-ball-official.com/news/01_4162.html

■放送情報
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』
フジテレビ系にて、毎週日曜23:15〜放送
Prime Video、U-NEXTにて、毎週日曜24:15〜最速配信
その他動画配信サービスにて、毎週水曜24:15〜配信
原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山明
演出構成:瀬谷沫人
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:山室直儀
編集:西村英一
撮影監督:元木洋介
音楽:住友紀人
OP主題歌:メガテラ・ゼロ「オノガミ」
ED主題歌:ビッケブランカ「完璧のペキ」
©バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
公式サイト:https://dragonball-super.com
公式X(旧Twitter):https://x.com/DB_anime_info

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