YOASOBI、『ブラッサム』主題歌に込めた願い 「宇野千代先生と一緒に書き上げた感覚」

「咲き誇れ」はAyaseにとっての“宝物”のような一曲に

ーー「咲き誇れ」という楽曲に合わせて、タイトルバックでは石橋静河さんが満開の桜の中でキュートなダンスを披露されています。映像をご覧になった感想をお聞かせください。

ikura:本当に素晴らしかったです。満開の桜の中で満面の笑みで踊られていて、珠さんが人生を咲かせている。その姿を見ることができて、一緒にこの音楽が共にあって、本当に幸せな気持ちになりました。

Ayase:ドラマがあってこそ完成するものだと思っているので、タイトルバックを見たときに「ようやく楽曲が完成したな」と思いました。本当に一緒に取り組んできた感覚がありましたね。

ーー朝ドラの主題歌として、毎朝視聴者に歌声が届くことについてはどのように意識されましたか?

Ayase:毎日耳にする歌となるので、最初は「朝聴くものとして」ということも考えたのですが、最終的には宇野先生の思いのままに書いたと言いますか。事前に台本も読ませていただき、街にも行かせていただいて、宇野千代という人がいて、そこから連なる葉野珠という人の人生をいろんな人が見ていく中で、「どういう音楽があって物語が始まっていくと素敵かな」ということに真剣に向き合って作りました。

ikura:毎朝、珠さんの人生のストーリーが描かれていく中で、必ずタイトルバックで歌は流れます。どんなストーリーの中でも、力強く生きた宇野千代さんの魂がちゃんと乗るようにということはすごく意識しました。ただ、その力強さで「押す」ということではなくて、軽やかにスキップしながら楽しく歩んでいっているようなイメージです。皆さんが朝、家を出るときや起きたときに、背中を「ガンッ」とではなく「ふわっと」押してくれるような、そんな歌声になっていたらいいなと願っています。

ーー最後に、改めてこの「咲き誇れ」はお二人にとってどのような楽曲になりましたか?

Ayase:僕にとって、本当に真っ直ぐ「宝物」のような楽曲になりました。ここまでしっかり「作れて良かった」と思える楽曲もなかなかないというか。ここ最近で作ってきた楽曲の中でも、制作の速度がすごく速かったんです。メロディーを思いついて、構成、音、歌詞のフレーズが決まって……その全工程がスラスラと進みました。たまにこういうことがあるんですが、すごく感覚的な表現をすると「楽曲側に呼ばれている感じ」があったんです。僕から生み出しているんだけれど、本当に宇野先生に呼ばれて、先生と一緒に書いているような。「なるべくして曲になっていく」という感覚がすごくありました。これからも僕らにとってすごく大事な楽曲になると思いますし、聴いてくださった方にとっても大事な曲になってくれたらいいなと思っています。

■放送情報
2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜から金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎ほか
作:櫻井剛、小松與志子
主題歌:YOASOBI
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
写真提供=NHK

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