山崎貴監督『ゴジラ-0.0』ニューヨーク映画祭で世界初披露 キングギドラの登場も明らかに

 11月3日に公開される映画『ゴジラ-0.0』が、アメリカ現地時間9月26日、第64回ニューヨーク映画祭のスポットライト・ガラ部門にて世界初披露された。

 本作は、第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』の続編。山崎貴が引き続き監督・脚本・VFXを務め、神木隆之介、浜辺美波らが再集結する。11月3日に日本公開、11月6日に北米公開を迎え、同週にラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東、オーストラリア、ニュージーランドでもほぼ同時公開されることが決定している。

 フィルム・アット・リンカーン・センターが主催するニューヨーク映画祭(NYFF)は、1963年の創設以来、世界の映画文化をけん引してきた祭典。今回選出された「スポットライト・ガラ部門」は、その年の話題作や注目のプレミア作品を披露する特別上映枠で、これまでブラッドリー・クーパー監督の『マエストロ:その音楽と愛と』(2023年)などが選出されてきた。1963年の創設以来、世界の映画文化をけん引してきた同映画祭に『ゴジラ』シリーズとして初めて選出される快挙を成し遂げた山崎監督は、「初めて世界の方々に観ていただく機会がこのような伝統と栄誉のある場所であることに感謝します。改めて日本のゴジラ映画の力がどこまで世界の人々を恐怖に陥れることができるか、そしてその先に待っているものに共感してもらえるか、畏れと興奮を噛みしめています」と期待のコメントを寄せた。

 現地時間9月26日18時から始まった公式上映を前に、山崎監督、神木、浜辺の3人がプレスカンファレンスに登場。MCのニューヨーク映画祭の選考委員会メンバーであるジャスティン・チャンから紹介されると、場内からは大きな歓声が起こった。

 まず、前作「ゴジラ-1.0」が2023年11月3日に公開され、世界中から続編への熱望が寄せられていた中、いつから『ゴジラ-0.0』の制作が計画されていたのか聞かれると、山崎監督は「『ゴジラ-1.0』が完成して、まずは関係者の皆さんに見ていただいたときからじわじわと話が出てきて、『ゴジラ-1.0』の公開初日には決定していました。実際に公開が始まって、沢山の方が作品を楽しんでくださって、続編を作るという空気が高まっていきました」と、制作決定当時を振り返った。

 続編制作について、ファンの間で様々な憶測や予想が飛び交う中、そういった情報をあえて遮断するのか、フィードバックとして取り入れるのかと問われると、山崎監督は「続編へのアイデアが沢山ネットに溢れていたので、どうやって出し抜こうか、どうやってみんなが考えていない方向にもっていこうかを考えました。作品を創る側としてはお客さんの憶測通りでは悔しいので(笑)ビックリするような方向にもっていこうと意識しましたし、そういった情報が凄くいい刺激にもなりました」とコメント。

 キャストの神木と浜辺が「続編が作られると知った当時の気持ち」について聞かれると、神木は「『ゴジラ-1.0』の宣伝期間中に噂が回ってきていて、まさか!という気持ちで聞いていましたが、まさかが本当になりました(笑)。オファーを頂いたときは、もう一度敷島浩一を演じられることの喜びもありつつ、『ゴジラ』という皆さんに愛されている作品をもう一度背負うことを覚悟しなければいけないプレッシャーもありました」と明かし、浜辺は「前作が沢山の方に愛して頂ける作品になったので、続編で同じ役を演じられるのはとても嬉しかったです」とオファー当時の喜びを語った。

 最後に、本作のタイトル『ゴジラ-0.0』に込めた意味を聞かれると、山崎監督は「ある分野ではゼロにマイナスをつけると、ゼロに向かっていく力のようなものを表現しているようなんです。いろんな意味が込められていますが、一番大きいのは、せめて普通の暮らしを営みたいと思っている敷島家が、どういう思いで過ごしているのかを意識しながら作っていきました。問題はですね、『マイナスワン』『マイナスゼロ』ときて、もし万が一3作目を作る!となった時に、どうしたらいいかすごく難しいなと思っています(笑)」とユーモアを交えてコメントした。

 会見を終えた神木と浜辺は、数々の名作映画のロケ地として世界中で愛される、まさに“映画の街”ニューヨークの散策へ。最初に二人が訪れたのは、世界の交差点ともいわれる「タイムズスクエア」。今回がニューヨーク初訪問となった浜辺は、見上げるほどの巨大スクリーンと街の圧倒的な熱気に包まれながら、「ニューヨークに来た!と強く感じます!」と興奮交じりにコメント。続いて、世界最大級の屋内劇場「ラジオシティ・ミュージックホール」前へ移動し、“ゴジラポーズ”を決めて記念撮影。その後、映画祭会場となるAlice Tully Hall(アリス・タリー・ホール)」へ。ニューヨーク映画祭への参加を前に、神木は「今回、LAのドジャー・スタジアムで始球式をさせて頂いて、さらにニューヨーク映画祭に参加できて…信じられないことが立て続けに起こっています!! レッドカーペットを歩くことは人生でもなかなかあることではないので、緊張を隠しながら、しっかり歩きたいと思います!」と胸の高鳴りを語った。一方の浜辺も「皆さんと一緒にニューヨークへ来ることができて本当に嬉しいです! アジア以外の海外の映画祭に参加させて頂くのが初めてなので、『ゴジラ』という作品で沢山の貴重な経験をさせていただいてます。いよいよお披露目ということでドキドキしていますが、こんな素敵なイベントに参加させていただけるからには精一杯楽しみたいですし、沢山の方に見て頂けるよう、素敵なプロモーション活動にできたらいいなと思います!」と、溢れ出る喜びと本番への意気込みを噛みしめるように語った。

 公式上映に先立ち、ニューヨーク映画祭初参加となる山崎監督、神木、浜辺の3名は、レッドカーペットに登場。街ロケから装いを新たに、神木はブラックのスーツに身を包み、浜辺も華やかなドレスアップ姿を披露。レッドカーペットでは海外メディアの取材に精力的に対応した。

 公式上映会場となった「Alice Tully Hall(アリス・タリー・ホール)」には1,000人を超える観客が集結。舞台挨拶を経て世界最速上映がスタートし、本編終了後には万雷の拍手とスタンディングオベーションが巻き起こった。

 世界初上映を終えた3名は、興奮冷めやらぬ観客の前へ再び登壇。会場の熱気が最高潮を迎える中、本作を同映画祭に選出したニューヨーク映画祭・アーティスティックディレクターのデニス・リムの進行のもと、Q&Aが実施された。山崎監督は、会場に集まった世界で一番早く『ゴジラ-0.0』を鑑賞した観客に向かって、「皆さん、温かい拍手とリアクションをありがとうございました」と万感の思いを込めて挨拶。すると会場からは、割れんばかりの拍手と大きな歓声が再び巻き起こった。

 Q&Aが順調に進む中、世界中のファンがこれまで様々な考察を繰り広げてきた「キングギドラ」の存在がついに明らかに。会場からは大きな衝撃と歓声が上がった。キングギドラを登場させた理由を聞かれると、山崎監督は「約55年かけて、幼少期から思い描いていたキングギドラを登場させることができました」と長年の思いを結実させた万感の表情で熱く語った。

 すべての公式行事を終えた山崎監督は「新鮮なリアクションと温かい拍手、幸せな時間でしたね。海外でプレミアをやるのは、どういうリアクションが来るか分からなかったので、正直怖かったです。温かい反応をいただけてひとまず安心しました」とコメント。神木は「スタンディングオベーションの圧が凄かったです! なんだか胸にグワーッときました! 今回LAでの始球式とニューヨーク映画祭への参加、まだ夢だと思っています。嬉しいという言葉では足りないくらい嬉しいです!」と熱く語り、浜辺も「一緒に上映を観ていたので、観客の皆さんの反応を間近で見ることができてすごく楽しくていい経験になりました。最後まで私たちの登壇を待ってくださり、作品への愛を感じつつ、受け入れて楽しんでくださったのが本当に嬉しかったです」と興奮冷めやらぬ様子で語った。

■公開情報
『ゴジラ-0.0』
11月3日(火・祝)全国公開
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、佐々木蔵之介、國村隼、田中美央、安藤サクラ、長澤まさみ、田中泯、吉岡秀隆
監督・脚本・VFX:山崎貴
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
VFX:白組
製作:東宝
©2026 TOHO
公式サイト:https://godzilla-minuszero.toho-movie.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/g_minus_zero

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