本物の緊急通報音声を使用 『ヒンド・ラジャブの声』特報映像&ティザービジュアル公開
9月4日より新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開される『ヒンド・ラジャブの声』の特報映像とティザービジュアルが公開された。
2024年1月29日、パレスチナの人道支援組織・パレスチナ赤新月社のボランティアチームが緊急通報を受ける。それは、ガザ地区で銃撃下の車内に閉じ込められた6歳の少女ヒンド・ラジャブからだった。赤新月社のボランティアチームはラジャブとの電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くす。
監督・脚本を務めたのは、第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされた『皮膚を売った男』など、フィクションとドキュメンタリーの境界を探求し続けてきたチュニジア人監督のカウテール・ベン・ハニア。第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた本作は、パレスチナ赤新月社が記録した緊急通報を基に制作され、作中の電話シーンにおける音声はこの日の本物の通話記録が使用されている。
ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラー、ジョナサン・グレイザー、アルフォンソ・キュアロンなど映画界の錚々たるメンバーが製作に名乗りを上げ、ヴェネチア国際映画祭でのプレミア上映後には同映画祭における史上最長となる「23分」という記録的スタンディングオベーションが巻き起こった。なお、本作は第82回ヴェネチア国際映画祭では、銀獅子賞(審査員大賞・グランプリ)を含む8冠を達成している。
公開された特報映像の冒頭で記されるのは、監督による「決して忘れない、忘れてはいけない」という映画作家としての覚悟が伝わる言葉。2024年1月29日、赤新月社のボランティアスタッフが1本の緊急電話を受ける。電話の声は幼い少女で、「あたしをうってる」と助けを求めてきた。スタッフが彼女から話を聞く中で分かったのは、電話はイスラエル軍による攻撃下にあるパレスチナ・ガザ地区からで、彼女が6歳であること、名前はヒンド・ラジャブということだった。スタッフたちは状況に応じて電話を替わりながら「切らないで、話し続けて」などと励まし続けるが、彼女を救出したいという思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪化し、次第にいらだちや激しい動揺に襲われていく。
あわせて公開されたティザービジュアルが大きく捉えるのは、“ヒンド・ラジャブの声”に懸命に向き合いつづける赤新月社のひとりのスタッフ。「必ず救い出す」というキャッチコピーは、スタッフたちの覚悟を代弁している。
■公開情報
『ヒンド・ラジャブの声』
9月4日(金)新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
出演:サジャ・キラニ、クララ・クーリー、モタズ・マルヒース、アメル・フレヘル
監督・脚本:カウテール・ベン・ハニア
製作総指揮:ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラー、ジョナサン・グレイザー、アルフォンソ・キュアロン
提供:ニューセレクト
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
2025年/チュニジア・フランス/アラビア語/89分/原題:The Voice of Hind Rajab/日本語字幕:松浦美奈/字幕監修:高橋和夫
©MIME FILMS — TANIT FILMS
公式サイト:hindrajabjp.com
公式X(旧Twitter):@Hindrajab_film
公式Instagram:@albatros_film_official