古川琴音と脚本家・兵藤るりがタッグ 夜ドラ『ミッドナイトタクシー』6月1日より放送
古川琴音が主演を務める夜ドラ『ミッドナイトタクシー』が、NHK総合にて6月1日より放送されることが決定した。
本作は、夜の東京を走る一台のタクシーを舞台に、乗客たちの“心がふたたび動き始める瞬間”を描いたオリジナルドラマ。脚本は、昨年の向田邦子賞を史上最年少の28歳で受賞した兵藤るりが手がける。
古川が演じるのは、主人公の蘭象子。象子は東京都内のタクシー会社で深夜勤務専門のドライバーとして働く29歳。アフリカで生まれ、北欧を経て日本へ移住した過去を持ち、幼い頃に自由奔放な母に捨てられたという複雑な生い立ちを抱えている。後輩からも一目置かれる優秀な運転手だが、30歳を目前に控え、自身の探しものを探し始めるという役どころだ。
物語は、出たカードの数字だけで愛を語る恋人同士や、あめ玉の時間にだけ“うその告白”をする女性2人、40年ぶりに石焼き芋の車を駆る父を追う母と息子など、象子のタクシーに乗り込むさまざまな乗客たちとのエピソードを通して展開。象子は深く踏み込むことなく、バックミラー越しに少しだけ心を寄せながら、彼らの行き先を夜明けの方角へと向けていく。
古川は「はじめましての運転手さんと2人きり、でも乗った瞬間に今までいた世界とプツンと切り離されて、家でもないのに無防備な自分になっていく……そんな空間で、蘭象子というこれまた不思議なドライバーと出会ってしまった乗客たちは、忘れることのできない時間を過ごすことになります」と作品の魅力を語り、「みなさまにとってこのドラマが、1日の終わりにふと自分のことを考える、そんなきっかけになれたら素敵だなと思っています」と視聴者へメッセージを寄せている。
演出には本田隆一、宝来忠昭、平林克理が名を連ね、音楽はKan Sanoが担当する。
コメント
古川琴音(蘭象子役)
考えてみると、タクシーの車内ってとても不思議です。はじめましての運転手さんと2人きり、でも乗った瞬間に今までいた世界とプツンと切り離されて、家でもないのに無防備な自分になっていく……そんな空間で、蘭象子というこれまた不思議なドライバーと出会ってしまった乗客たちは、忘れることのできない時間を過ごすことになるのですが、象子にとっては、「どんな乗客も平等に目的地に送り届け、お金をもらう」という当たり前の仕事をしたまでのこと。そのアンバランスさにくすっと笑い、肩の力が抜けました。みなさまにとってこのドラマが、1日の終わりにふと自分のことを考える、そんなきっかけになれたら素敵だなと思っています。お楽しみにお待ちください。
兵藤るり(脚本)
タクシーって、とても不思議な空間だなと思います。
お互い見ず知らずの乗客と運転手が、目的地までの時間をともにする。それは何気ない時間だけれど、身近なところにある非日常の一つのようにも感じます。
このドラマはそんな時間を切り取った作品です。
一日の終わりに、蘭象子という少し変わった女性の運転するタクシーに一緒に乗ってみてください。たった15分の体験が、あなたをほんの少しだけ希望ある明日に導くかもしれません。
松本太一(プロデューサー)
今回の夜ドラはタクシーを舞台に“夜“を共にした人々が織りなすドラマです。
兵藤るりさんが描く物語は、子供のころ夜におびえていたにも関わらず今はすっかり夜型になってしまった私にとって、どこか心地よく、安心感さえ感じる、身近な世界でした。
視聴者にとってもそんな夜ドラになってほしいという願いのもと、兵藤さんが創造した物語を演出の本田隆一さん、宝来忠昭さん、平林克理さんを船頭に、主演に古川琴音さんを迎えて、すばらしいキャスト陣と共に丁寧に映像として紡いでいきます。ある視聴者には1日の終わりとして、ある視聴者には1日の折り返しとして、そして、ある視聴者には1日の始まりとして、楽しんで頂けたらと願っています。
■放送情報
夜ドラ『ミッドナイトタクシー』
NHK総合にて、6月1日(月)スタート 毎週月曜から木曜22:45~23:00放送(全32話)
※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信予定
出演:古川琴音ほか
作:兵藤るり
音楽:Kan Sano
演出:本田隆一、宝来忠昭、平林克理
プロデューサー:松本太一(WOWOW)、若林雄介(パイプライン)
制作統括:加茂義隆(WOWOW)、樋口俊一(NHK)
写真提供=NHK