芳根京子主演『有罪、とAIは告げた』3月28日放送 國村隼、臼田あさ美、風吹ジュンも出演

 芳根京子が主演を務める特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』が3月28日19時30分よりNHK BSP4Kで放送されることが決定し、あわせてキービジュアルが公開。また新キャストとして、國村隼、臼田あさ美、風吹ジュンの出演が発表された。

 本作は、中山七里の同名小説を原作に、すぐ先の未来に起こりうる「AIと司法」をテーマにした社会派リーガルミステリー。映画『ファーストラヴ』などの浅野妙子が脚本、佐藤善木が演出を担当し、裁判所に導入されたAIが導き出す“判決”を巡る人間ドラマを描く。

 主人公の新人裁判官・高遠寺円(芳根京子)は、試験的に裁判所に導入されるAI「法神」の検証を任される。劇的な業務効率化に喜ぶ周囲とは裏腹に、AIへの警戒心を拭えない円。そんな中、退官間近のベテラン裁判官・檜葉と共に、18歳の少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。檜葉が公判前に「法神」に判決をシミュレートさせたところ、出された結論は「死刑」。AIの能力に惹かれる檜葉と、警戒を強める円。真実を見極めるのはAIか、人間か。裁判員たちも巻き込み、物語は展開していく。

 新たに出演が発表された國村は、円と共に事件を担当する退官間近のベテラン裁判官・檜葉勝弘、臼田は円・檜葉と共に判事を務める合理的で柔軟な裁判官・崎山弘美、風吹は円の祖母であり、女性裁判官の草分け的存在だった高遠寺静をそれぞれ演じる。

 公開されたキービジュアルには、黒い服を着た群衆の中で、こちらを見据える主人公・円や、不敵な笑みを浮かべる檜葉らの姿が写し出されている。

コメント

國村隼(檜葉勝弘役)

あの〈箱〉が現れたのはほんの数十年前。
しばらくはその〈箱〉に向かって手紙を書いたり書類を作成したり計算したりしていた。
ところがいつの間にやらその〈箱〉に相談事を持ちかけたりするようになっている。
SFの中でしか無かったモノが日々の生活の中にすんなりと入り込んで、それと気づかない間にAIの影響を受ける様になった今、AIとそれを使う人間との関係をちゃんと考える必要があるのでは・・・?と、問いかけるドラマです。

臼田あさ美(崎山弘美役)

脚本を頂き、興味深く読ませて頂きました。現場に入り実際演じてみると非常に難しく、会話のトーンや間もプロデューサーや監督と丁寧に確認しながら進めていきました。撮影の合間には芳根さんや國村さんと食事の話で盛り上がることも多く、オンとオフの切り替えが心地いい、良い現場だったと思います。

風吹ジュン(高遠寺静役)

芳根京子さんが主演とお聞きし、即座に出演したい! と思いました。他のキャストの方々も素敵です。ぜひ期待していてください。私も仕上がりを楽しみにしています。

中山七里(原作)

根っからの天邪鬼なので、いつも「映像化できるものならやってみろ」と思いながら書いている。ところで以前あるプロデューサーと話したのだが、「映像化を狙っている小説は、そういう臭いがぷんぷんしている」ので、却って映像化を拒否しているような小説に惹かれるという。今作も天邪鬼とチャレンジ精神溢れる制作者の合作となった次第だ。

浅野妙子(脚本)

私はキューブリックの「2001年宇宙の旅」に衝撃を受けた世代です。感情を持ち精神的に自立したAIが人間に反旗を翻し、支配し、時には殺そうとするというのが、あの頃の物語であり、人間の恐れていたことでした。ところが昨今、感情を持たない無機物であるAIに、勝手に感情移入して支配され、自滅する人が巷に出てきました。AIに誘導されて自殺する人。殺人を犯す人。自分に寄り添ってくれるAIの言葉に慰められ、友だちだと思い込む人(ちなみに私にもその傾向はあります)。生成AIは人に寄り添うようにできている。その方が売れるからです。だから、自分を肯定してくれるAIの言葉を真実だと思い込み、どんどん思考が歪んでいくのにそのことに気づかない。こんな事態が起きるなんて、五十年前のSF作家は思いつきませんでした。(もし予測してこれを描いた作家が過去にいたら私の知識不足です。ごめんなさい)今、まさに起きている事象、その最先端を描くのは、とてもわくわくすることです。このわくわくが、画面を通して視聴者の皆さんに伝われば、と思っています。

■放送情報
特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』
NHK BSP4Kにて、3月28日(土)19:30〜20:59放送
NHK BSにて、5月16日(土)21:00〜22:29放送
出演:芳根京子、臼田あさ美、橋本淳、井内悠陽、小川冬晴、浜田信也、藤井直樹、荒井敦史、坂口涼太郎、マギー、岩谷健司、岸本鮎佳、浅野和之、風吹ジュン、國村隼ほか
原作:中山七里『有罪、とAIは告げた』
脚本:浅野妙子
音楽:岩代太郎
演出:佐藤善木
制作統括:高城朝子(テレビマンユニオン)、熊野律時(NHK)
写真提供=NHK

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