『悪夢の系譜』4Kデジタル修復版で日本劇場初公開決定 ポスタービジュアル&予告編も
1982年のオーストラリア映画『悪夢の系譜』が、4Kデジタル修復版として4月17日よりシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほかにて全国順次公開されることが決定。あわせて日本オリジナルのポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、トニー・ウィリアムズが1982年に発表したオーストラリア発のサスペンスホラー。日本では『悪夢の系譜/日記に閉ざされた連続殺人の謎』のタイトルでビデオリリースされたが、劇場公開は今回が初となる。
ウィリアムズは本作を最後に長編劇映画から離れたが、後年になって世界の映画作家や批評家から高く評価され、クエンティン・タランティーノが「『シャイニング』に最も近い映画」と語ったことで再評価の機運が高まった。
電子音楽のパイオニアとして知られ、『アングスト/不安』(1983年)のサウンドトラックを手がけたドイツ出身の音楽家クラウス・シュルツェが音楽を担当した。
リンダ(ジャッキー・ケリン)は、疎遠だった母の死をきっかけに、一族が代々所有してきた田舎の屋敷「モンクレア」を相続する。現在は高齢者向けの養老院として使われているその建物に到着した矢先、入居者のひとりが浴槽で溺死しているのが発見され、屋敷は不穏な空気に包まれる。残されていた母の日記を読み始めたリンダは、母がこの家に潜む“何か”の存在を疑っていたことを知る。次々と積み重なる謎、屋敷にうごめく説明のつかない気配、そして誰も信じてくれない孤独。リンダはモンクレアに隠された一族の秘密と、屋敷で続いてきた不可解な死の真相に、否応なく向き合うことになる。
公開された予告編は、屋敷内の廊下に無表情の人々が等間隔で並び、一人が扉の隙間からこちらを睨む異様な光景から幕を開ける。母の日記に残された「屋敷から奇妙な音が聞こえて夜も眠れない」という記述とともに、勝手に消える電気、急に流れ出す水といった怪現象が次々と発生。シャワーカーテンを開くと水面に沈む老人の水死体が現れるショッキングな場面や、屋敷に住む老人が耳元で「まだ死んでいない」と囁くシーンなど、身の毛もよだつ展開が切り取られている。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、リンダが白い角砂糖をピラミッド型に淡々と積み上げる劇中の描写が捉えられている。その横には「受け継いだのは、忌まわしき〝秘密〟」というコピーが添えられ、母の遺産だけでなく、何か只ならぬものを継承してしまった不気味さを漂わせている。
また、本作を鑑賞した映画監督の篠崎誠は、「興奮で全身鳥肌立つような衝撃が、スクリーンから私たちを直撃する」とコメントを寄せている。
■公開情報
『悪夢の系譜』
4月17日(金)より、シネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開
出演:ジャッキー・ケリン、ジョン・ジャラット、ジョルダ・ニコルソン
監督・脚本:トニー・ウィリアムズ
配給:OSOREZONE
配給協力:シンカ
1982年/オーストラリア、ニュージーランド/英語/89分/カラー/1:1.85/5.1ch/4Kデジタル修復版/原題:Next of Kin
©1982 Film House/SIS Productions