奥間勝也監督作『骨を掘る男』2月20日ソフト化 映画の裏側を描いたノンフィクション本も

 2024年6月に公開された奥間勝也監督作『骨を掘る男』の関連書籍『骨を掘る男 わたしたちと戦争、そして沖縄』の刊行と、本作のBlu-ray・DVDの発売が、2月20日に決定した。

 本作は、沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けている具志堅隆松の活動を追ったドキュメンタリー。具志堅は「ガマフヤー(ガマを掘る人)」として、砕けて散乱した小さな骨や遺留品から、その人の最期に想いを馳せ、弔い続けている。奥間監督もまた沖縄戦で大叔母を亡くした遺族であり、具志堅の活動に同行しながら「出逢ったことのない人の死を悼むことはできるのか?」という問いに向き合った。

 映画は2024年6月の公開以降、全国各地で上映され反響を呼んだほか、日本映画撮影監督協会による2024年度第33回JSC賞を奥間監督が受賞するなど高い評価を得ている。

 大和書房より発売される書籍『骨を掘る男 わたしたちと戦争、そして沖縄』は、映画の裏側を描いたノンフィクション。映画には映し出すことができなかった撮影時のエピソードも盛り込まれており、映画とあわせて読むことで、本作の問いをより深く共有できる内容となっている。また、哲学研究者の永井玲衣と奥間監督による特別対談も収録。同日に発売されるBlu-ray・DVDにも、特典として永井との対談が収録される。

 発売にあたり奥間監督は、「映画という自分なりの表現がその答えのつもりでいました。今回、書籍を執筆する機会を得て、言葉を用いて答えへの補助線を引くことができたように思っています」とコメントを寄せている。

奥間勝也(監督・著者)コメント

「映画の中の問いに関して、監督の中で答えは出たのでしょうか?」
上映後のQ&Aで観客から何度かそう尋ねられました。“出逢ったことのない人の死を悼むことができるのか?”
映画『骨を掘る男』の中で、私はこう問いかけ、それが新たな問いを呼び込む形でこの映画は進んでいきます。
言葉では容易に答えられない問いも多く、映画という自分なりの表現がその答えのつもりでいました。
今回、書籍を執筆する機会を得て、言葉を用いて答えへの補助線を引くことができたように思っています。補助線にしてはずいぶんと強い筆圧になった気もしますが。
書籍や映画にふれ、今一度、それらの問いを共に考える機会になれば嬉しいです。

『骨を掘る男』予告編

■書籍情報
『骨を掘る男 わたしたちと戦争、そして沖縄』
2月20日(金)発売
著者:奥間勝也
出版社:大和書房
定価:2,200円(税込)
判型:四六判並製カバー装/296ページ
ISBN:978-4-479-39454-9

■リリース情報
『骨を掘る男』
2月20日(金)Blu-ray・DVD発売
Blu-ray価格:5,280円(税込)
DVD価格:4,180円(税込)
映像特典:本予告編
発売元:東風
販売元:Assist
監督・撮影・編集:奥間勝也
出演:具志堅隆松
2024年/日本・フランス/115分/5.1ch/DCP/ドキュメンタリー
©Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
公式サイト:https://closetothebone.jp

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