キリアン・マーフィーが良心の呵責に揺れ動く 『決断するとき』予告編&新場面写真公開

 3月20日に公開されるキリアン・マーフィー主演映画『決断するとき』の予告編と新場面写真が公開された。

 第96回アカデミー賞主演男優賞に輝いた『オッペンハイマー』の後、マーフィーが次なる挑戦として選んだ本作は、『コット、はじまりの夏』(2022年)の原作『あずかりっ子』でも知られる作家クレア・キーガンのベストセラー小説『ほんのささやかなこと』(鴻巣友季子訳/早川書房刊)を映画化した人間ドラマ。マーフィー自身が原作に深く惚れ込み、自ら映画化を希望した。

 マーフィーが『オッペンハイマー』の撮影中にマット・デイモンへ企画を持ちかけ、ベン・アフレックも参加。そして、マーフィー出演のTVドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で監督を努めたティム・ミーランツが加わり映画化が実現した。マーフィーは本作で初めてプロデューサーとしても名を連ね、キャスティングにも参加している。また、修道院の院長シスター・メアリー役を演じたエミリー・ワトソンが第74回ベルリン国際映画祭銀熊賞(助演俳優賞)を受賞した。

映画『決断するとき』予告編

 公開された予告編は、穏やかなピアノの旋律に乗せて、小さな町で石炭商を営む主人公ビル(キリアン・マーフィー)が、家族と慎ましく暮らす日常から始まる。しかしある日、配達先の修道院で、女性が激しく抵抗しながらも無理やり連れ込まれる現場を目撃。そこから空気は一変し、不穏さが画面を覆っていく。修道院の内部で起きている痛ましい現実を前に、周囲が沈黙を守るなか、ビルは良心の呵責に揺れ動く。社会が長く見過ごしてきた出来事を前に、「知ってしまった一人の人間はどう行動すべきか」を静かに問いかける。

 あわせて公開された場面写真は、マーフィーが演じるビルの新たな表情に加え、非道な行為を主導する修道院の指導者シスター・メアリーを演じるワトソンの厳かな佇まいが切り取られている。さらに、自身の過去を振り返りながら葛藤を深めていくビルの記憶の断片を捉えたシーンなども収められている。

 また、本作のムビチケ前売券が2月27日に発売される。特典として、マーフィーの顔を大きくあしらったポストカード2種が付属される。

■公開情報
『決断するとき』
3月20日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
出演:キリアン・マーフィー、アイリーン・ウォルシュ、ミシェル・フェアリー、クレア・ダン、ヘレン・ビーハン、エミリー・ワトソン
監督:ティム・ミーランツ
脚本:エンダ・ウォルシュ
原作:クレア・キーガン『ほんのささやかなこと』(鴻巣友季子訳/早川書房刊)
製作総指揮:ベン・アフレック、マイケル・ジョー、ケヴィン・ハローラン
製作:マット・デイモン、キリアン・マーフィー、アラン・モロニー、キャサリン・マギー、ドリュー・ビントン
撮影:フランク・バン・デン・エーデン
編集:アラン・デソバージュ
音楽:センヤン・ヤンセン
配給:アンプラグド
2024年/98分/アイルランド/カラー/1.85:1/5.1ch/日本語字幕:山下美紗
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公式サイト:unpfilm.com/ketsudan/

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