『呪術廻戦』星綺羅羅役で注目 蒼井翔太、村瀬歩らに続く榊原優希の“中性ボイス”の魅力
現在放送中のTVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」にて、新キャラクターとして登場した星綺羅羅が話題を呼んでいる。SNS上の反応を見ると、国内はもちろん、海外のアニメファンも大きな盛り上がりを見せていることが分かる。
他の登場人物からは「男性」と紹介されているが、へそ出しのギャルファッションで、かわいらしい声と見た目をしているのが綺羅羅の特徴。そのCVを担当しているのが、男性声優の榊原優希だ。
榊原は『ヒプノシスマイク』の四十物十四役や『デッドマウント・デスプレイ』の四乃山ポルカ役などで知られる声優で、その特徴は性別の壁を感じさせないハイトーンボイスやさまざまな声色を演じ分ける表現力の幅にある。たとえば四十物十四は素の状態では繊細そうな少年ボイスでありながら、歌唱時などにスイッチが入るとビジュアル系バンドのボーカルのような力強い声に豹変するのだった。
またその声質から、性別不詳なキャラクターに抜擢されることも多い。一例を挙げるなら、ブシロードのボーイズバンドプロジェクト『from ARGONAVIS』で、「εpsilonΦ」(イプシロンファイ)のボーカル・宇治川紫夕役を演じていたことが記憶に新しい。
宇治川紫夕は、小悪魔系の女子に見えるような中性的なルックスをもつキャラクター。その声も高く、はんなりとした京都弁で、男性声優とは思えないほどの艶っぽい声でしゃべるところが魅力的だった。
なにより驚くのは、そのキャラクターの声を保ったまま歌を歌っていることだ。YouTubeではさまざまなボーカロイド曲の「歌ってみた」動画も上げているのだが、原曲キーを平然と歌いこなしてみせ、ファンたちを驚かせていた。
また、たんに“女性のような声”を出すだけでなく、いろいろなタイプの声を演じ分ける表現力も大きな魅力だ。一方で『刀剣乱舞ONLINE』の京極正宗役では、深窓の令嬢を思わせるような上品でおしとやかな声を披露。他方でボイスコミック『今日、駅で見た可愛い女の子。』では今どきの女子高生の姿をした七海ひかる役を演じているのだが、こちらではダウナーな声を出している。とくに七海ひかる役では低めの声でありながら女子高生の制服が似合うキラキラ感をまとっていることに技術の高さを感じざるを得ない。
なお中性ボイスを出せる男性声優といえば、今なら『あんさんぶるスターズ!!』姫宮桃李役や『アイ★チュウ』華房心役などで有名な村瀬歩や、『うたの☆プリンスさまっ♪』美風藍役や『KING OF PRISM』如月ルヰ役などで知られる蒼井翔太が思い浮かぶだろう。そんな彼らと比較して榊原ならではの強みを考えるなら、小悪魔系のキャラクターがよく似合う艶っぽい声質や、まったく異なるタイプの中性ボイスを使い分けられる演技の幅広さが挙げられるのではないだろうか。
『呪術廻戦』の星綺羅羅役として披露しているダウナーなギャル感のある声は、まさに榊原の真骨頂だと感じられる。このハマり役が誕生したことをきっかけに、さらに活躍の幅が広がることに期待したい。
■放送情報
TVアニメ第3期『呪術廻戦「死滅回游 前編」』
MBS/TBS系28局“スーパーアニメイズム TURBO”枠にて、毎週木曜24:26~全国同時放送
キャスト:榎木淳弥、内田雄馬、浪川大輔、緒方恵美
原作:『呪術廻戦』芥見下々(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:矢島陽介、丹羽弘美
副監督:高田陽介
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介、ACE
音楽:照井順政
音楽プロデューサー:小林健樹
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA
オープニングテーマ:King Gnu「AIZO」(Sony Music Labels)
エンディングテーマ:jo0ji「よあけのうた」(Sony Music Labels)
©︎芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
公式サイト:jujutsukaisen.jp
公式X(旧Twitter)https://x.com/animejujutsu