『ばけばけ』吉沢亮の表情が激変 「マツエ、フユ、サムイ」に込められたヘブンの本心は?

 『ばけばけ』(NHK総合)第92話では、錦織(吉沢亮)の表情の変化に注目が集まった。

 牛乳屋をやめてから、司之介(岡部たかし)は毎日を楽しく過ごしている。錦織に「校長だけに絶好調」と冗談を言うと、錦織も爆笑。校長就任が決まった錦織は、前途に憂いのない満ち足りた状態だ。明るい気分の中、ヘブンと松野家ではひそかに引っ越しの相談が進んでいた。

 熊本に移りたいというヘブンにトキ(髙石あかり)は納得していなかった。タエ(北川景子)と勘右衛門(小日向文世)の前で不満そうな態度を示すほどだ。「松江が大好きだけん」と話すトキにとって、わざわざ松江を離れる理由はないのだ。

 回答を保留にしていた司之介とフミ(池脇千鶴)は熊本行きに同意する。司之介が長屋住まいに戻りたくないことも理由になったようだ。ヘブンにとって、熊本に移ることは、松江の冬が寒いというのが表向きの理由だが、どうやらそれだけではなさそうである。

 庄田(濱正悟)との会話で、錦織は一人でも多く帝大生を輩出したいと語る。自分のような「みじめな思い」はしてほしくないと話す。松江でこれからも、後進の教育に励みたいという意欲にあふれている。そんなとき、知事の江藤(佐野史郎)から、ショッキングなニュースを知らされることになった。

 まず同居している家族、次に親戚、その次に錦織。ヘブンが熊本行きを相談した順番である。錦織は同僚であり、文学の趣味も合う親友だ。錦織は、ヘブンを松江に引きとめたい。そのことがわかっていたから、相談するのを後回しにしたと考えることは可能である。

 錦織が反対することをヘブンは予想できたと思うし、わざわざ動揺させてショックを与えることは、親友ならしないはずだ。「マツエ、フユ、サムイ」というシンプルな理由の裏に何かあると考えられないだろうか?

 寒さはどうとでもなると錦織は言う。実際、ストーブを入れようという相談をしていたくらいだ。そうなると、他にどうにもならないことがあるのではないか。たとえば、人間関係とか。

 ひとつ気になるのは、トキが外出時に顔を隠していること。“ラシャメン”として騒がれたことは一過性の出来事だったが、心の傷はまだ残っているのではないか。たとえ、トキ自身が松江を大好きだと言ったとしても。

 錦織もヘブンの真意を測りかねている。一家そろっての熊本行きは成就するだろうか。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史、小林直毅、小島東洋
写真提供=NHK

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