白石聖、川口春奈に続く代役からの大ブレイクへ 『豊臣兄弟!』で発揮する美しき強さ

 NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、仲野太賀演じる小一郎(のちの豊臣秀長)の波乱の人生を描き、兄・藤吉郎/豊臣秀吉(池松壮亮)の天下取りをいかに支え、名補佐役として数々のピンチを切り抜けたのかにスポットを当てた物語。小一郎の幼なじみで、初恋の相手でもある白石聖が演じる直の少し強気なところや、小一郎と思いが溢れ出るようなやり取りは、新鮮な魅力を放っている。

 尾張・中村の土豪の娘である直は、同い年の小一郎が貧しい百姓の暮らしをしていても身分に関係なく、その人柄に好意を持ち、お互いに惹かれ合っている。直はオリジナルのキャラクターで、公式サイトの「相関図・登場人物」には「乱世に翻弄される悲劇のヒロイン」という気になる紹介文もあり、直の存在には多くの人が注目している。

 白石聖はこれまでも数々のドラマに出演している。NHKドラマでは『だから私は推しました』、『しもべえ』、『大奥』などあるが、大河ドラマは本作が初出演となる。

 本作の直役は当初、永野芽郁が演じる予定だったが、昨年の5月に出演辞退。そこで演技力があり、悲劇のヒロインとしての儚さ、美しさ、主人公を支える芯の強さを感じさせるチャーミングな女性として大抜擢されたのが白石だった。

川口春奈、『麒麟がくる』帰蝶役を振り返る 「自信と誇りをもてた」

2月7日に最終回を迎える大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)。このたび、帰蝶を演じる川口春奈よりコメントが寄せられた。  本…

 大河ドラマでの代役といえば『麒麟がくる』(2020年)で川口春奈が、帰蝶役を演じたことが記憶に新しい。斎藤道三(本木雅弘)の娘で、織田信長(染谷将太)の正妻となる帰蝶。

 長谷川博己演じる主人公の明智光秀とは、いとこで幼なじみという間柄で、非常に重要な役を手に入れ、期待を超える存在感を示し、川口春奈は大きな反響を呼んだ。急遽の抜擢で準備期間も十分に取れない中での撮影だったようだったが、堂々とした演技を見せつけた川口春奈。

 『麒麟がくる』に出演する前も、もちろん人気はあったがこの出演をきっかけに知名度が一気に急上昇。同時に演技に対しての評価だけでなく、好感度もアップしたのは間違いない。国民的女優として、2022年から2025年まで4年連続でCMの本数1位に輝いている。

 今回、直役として、初回からすでにSNSでも多くの共感を呼び、高い評価を得ている白石聖。本作に出演したことで川口春奈のように、幅広い年代からの支持、知名度アップは期待以上ではないだろうか。

 第3回「決戦前夜」では、直は小一郎と藤吉郎と3人で故郷の中村を後にして清洲の町にたどり着いた。藤吉郎が目をかけてもらっている浅野長勝(宮川一朗太)の屋敷を3人で揃って訪れ、長勝の娘の寧々(浜辺美波)のお付きとして直をちゃっかり推薦する小一郎と藤吉郎。

 いつの間にか兄弟の間で話が進み、無事に寧々のお付きの仕事に就けたからいいが、直にも事前に話を通してあげてと思うと同時に、この兄弟にはこの兄弟にしか通じない特別な絆もあるように感じられる場面でもあった。直もあえて自分のことを「小一郎の許嫁」と主張したりして、仲が良すぎる兄弟と一緒にいて、しっかりと言いたいことは言える自分の気持ちに正直で、意志の強い女性だということが伝わってくる。

 ただ、気になるのはこれから小一郎が覚悟を決めて侍として生きると決めた後のこと。第4回「桶狭間」では、小一郎も兄の藤吉郎と一緒にいよいよ戦に参加することになる。小一郎にずっと思いを寄せ続ける直は、今後どんな選択を迫られるのか……。

■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送/毎週土曜13:05〜再放送
NHK BSにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石 聖、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜
大東駿介、松下洸平、中島歩、要潤、山口馬木也、宮﨑あおい、小栗旬ほか
語り:安藤サクラ
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬、堀内裕介
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正
音楽:木村秀彬
時代考証:黒田基樹、柴裕之
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P52L88MYXY
公式X(旧Twitter):@nhk_toyotomi
公式Instagram:@nhk_toyotomi

関連記事