庄司浩平、『40までに』で風間俊介と築いた“信頼関係” 「続編がやりたいです!」
マミタの人気BLコミックを風間俊介主演、庄司浩平共演でドラマ化。恋を諦めたアラフォー上司が10歳年下のイケメン部下と「40までにしたいことリスト」に挑戦する中で人生の彩りを取り戻していく姿を繊細でハートウォーミングなタッチで描き、大きな反響を呼んだ『40までにしたい10のこと』のBlu-ray&DVD BOXが1月28日に発売される。本作で、風間演じる十条雀に一途な想いを寄せる田中慶司を演じ、ブレイクを果たした庄司に、改めて撮影を振り返ってもらうとともに、本編の見返しポイントや特典映像の見どころを聞いた。
風間俊介との共演について
――庄司さんはオーディションで慶司役に抜擢されたそうですが、改めて本作への出演が決定したときの心境をお聞かせください。
庄司浩平(以下、庄司):まずは受かって良かったなというホッとした気持ちと喜び。それと同時に、「まさか風間さんとご一緒できるなんて!」という感激ですよね。それこそ、僕は風間さんが主人公を演じられたアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を観て育った世代なので。芸能の世界に入るずっと前から存じ上げていた方と、近い距離感でお仕事できるというのは光栄でもあり、緊張もしました。
――放送するたびに反響が大きくなっていった印象があるのですが、庄司さんはどのように受け止めていたのでしょうか?
庄司:僕はいわゆるエゴサーチをやらない人間で、自ら感想を求めにいくことはあまりしないんですが、自分のXやInstagram、ドラマの公式アカウントに届いたメッセージには目を通していました。どれも温かいものばかりで、僕らが届けるものを120%で受け取ってくださっていた印象です。
――「120%で受け取ってもらえているな」と感じたのは、具体的にどういった部分なのでしょうか?
庄司:例えば、慶司が雀を後ろからバックハグするシーンは入念にリハーサルはしたものの、現場では映像を確認しなかったので、自分の動きがどう見えるかは分かっていなかったんです。でも、放送や配信を観てくださった方から「この動き、より気持ちが伝わってきて良かった」というようなコメントをいただいて。特に意識してやっていたわけではないのですが、そういうふうに細かい部分をキャッチして、想像を膨らませながら楽しんでいただけたのが嬉しかったですね。
――作中では雀と慶司が一緒にやりたいことリストを達成していきますが、特に撮影していて楽しかったシーンはありますか?
庄司:印象に残っているのはリストの「オーダーメイドのヤバい枕を作る」に挑戦するシーンです。あのシーンは実際に生活用品やインテリア雑貨が置いてあるお店で撮影したんですが、撮影も半ばで風間さんとの距離感も縮まってきた頃だったので、すごくリラックスした状態で取り組めました。店内を歩きながら撮影する中で、お互いに商品を物色していたんですが、やっぱりそれぞれ気になるものが違うんですよね。でも、別にずっと隣にいなくてもよくて。同じ空間で同じことを共有しているだけで幸せだなと思えるリアルな感覚を味わえて、すごく楽しい1日だったなと思ったのを覚えています。
――前半の楽しい空気から一転、終盤は2人がすれ違うシーンが続きました。特に第11話で慶司が雀から「会社以外ではもう会わない」と告げられるシーンは、演じていても苦しかったのではないでしょうか。
庄司:台本をいただいた時点では、雀と慶司が感情をぶつけ合う中でどんどんヒートアップしていった結果、関係が破綻する流れになるのかなって思っていたんです。でも、「もうすぐ40歳になる人、かつ雀のように落ち着いた大人の男性が自分よりも一回り近く下の相手に対して感情的になるかな?」っていう話になって。最終的に雀が慶司を拒絶するという形になったんですが、そういう方向性の転換にも風間さんは即順応されていて、純粋にすごいなと。風間さんの経験と能力から生み出されるお芝居で、僕も演じる中で、どれだけ一生懸命気持ちを伝えても、相手に受け取ってもらえないやるせなさをすごく味わうことができました。
――人間関係に亀裂が入ったとき、雀のように心を閉ざしてしまうタイプか、それとも慶司のようにとことん話そうとするタイプか、庄司さんご自身はどちらだと思われますか?
庄司:僕は慶司寄りかな。相手に拒絶されても、どうにか話し合って解決できないかを試みはすると思います。トライしてみて、ちょっとこれはダメそうだな、浮かぶ瀬がもうないなと思ったら、悲しいけど僕も諦めるかな。でも、どうしても諦めたくない関係性やシチュエーションがあって。そういうときも本当はカッコよくいられたらいいけど、僕は情けないもので、「今の自分、ダサいなぁ」と思いつつも一生懸命になっちゃうんですよね(笑)。
――雀と慶司のすれ違い期間も、風間さんと庄司さんの現場での距離感は変わりなく?
庄司:そうですね。僕がなかなか集中力が持たなかったときは少しだけ会話が少なめになりましたけど、それ以外は変わらず楽しく過ごしてました。やっぱり『40までに』はハートフルな雰囲気が魅力ですし、現場の空気感が温かければ温かいほど、より良い作品になっていくと思っていたので。そこは崩さず、シリアスなシーンでも本番ギリギリまでわいわい話していました。
――具体的にどんな会話をされていたんでしょうか?
庄司:会社のシーンは他のキャストさんもいらっしゃったので、みんなで美味しいご飯屋さんを教え合ったりしてました。「よーい、本番!」って言われるまで、「あそこのあれがさぁ、美味しくて」ってあーだこーだ言い合って、カットがかかった瞬間に「それで~」って話し始めるみたいな(笑)。本当に楽しい現場でしたね。実際にドラマとして放送されるのは1話あたり約30分ですが、僕たちはその何倍も長い時間を共有していて。その中でお互いが持っているものをすべて持ち寄って、よりいいものを作っていこうという雰囲気がありました。カメラに映っていないところでも、皆さんしっかりお芝居をされていて、それをお届けできないのは残念ですが、きっと伝わるものはあると思うんです。だから、ちょっとだけ画面上に映っている外側も想像しながら観ていただけると嬉しいです。
――楽しい現場だったということで、撮影が終盤になると寂しさがあったのでは?
庄司:残り何日っていう感じで意識してはいなかったんですが、徐々にクランクアップする方が増えてくると、「ああ、もうそういう時期なのか」って終わりを実感するようになりました。もちろん、そこで寂しさはありましたけど、撮影期間が短かったこともあって、浸る間もなく嵐のように過ぎ去っていった感じです。僕は風間さんと同時にクランクアップだったんですが、そのときも一緒にバンザイしたり、風間さんを抱っこしたり(笑)。その後もみんなで集まれる機会があったので、不思議としんみりした雰囲気はなく、最後まで僕たちらしく明るくいられました。