『28年後... 白骨の神殿』“狂気と恐怖”が人間たちを襲う最終予告公開 日本版本ポスターも
2026年1月16日に日米同時公開される映画『28年後... 白骨の神殿』の最終予告と日本版本ポスターが公開された。
ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドがタッグを組み、“人間”と“感染者”の命がけの攻防を描いたサバイバルスリラー『28年後...』は、2025年6月20日に日米同時公開され、ヒットを記録。本作は、前作のラストから続く続編となる。前作で監督を務めたボイルに代わり、『マーベルズ』のニア・ダコスタが新たにメガホンを取った。
28年前、人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した。ウイルスを免れた孤島ホーリーアイランドで生まれ育った少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ) は、本土で生き延びていたドクター・ケルソン(レイフ・ファインズ)と出会い、病気の母親を看取る。その後、ウイルスが蔓延するイギリス本土でひとり生きる道を選んだ。前作のラストで、感染者に襲われかけたところを、ジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)率いる全員金髪の暴力的なカルト集団「ジミーズ」に救われたスパイク。しかし、彼に与えられたのは救済ではなく、救いのない世界で待つさらなる絶望だった……。
公開された最終予告には、ウイルスが蔓延し、常に死と隣り合わせの絶望の中で生き残った人間たちに、救いのない“最狂の恐怖”が襲い掛かる瞬間が映し出されている。何万もの人骨が積み上げられた白骨の神殿で孤独に暮らす元医師のケルソンは、“メメント・モリ(死を想え)”の心を忘れず感染者との共生を試みながらも、人間を見境なく襲う凶暴な感染者との戦いを続けていた。一方、全員金髪でカラフルなジャージ姿の不気味なカルト集団「ジミーズ」を率いるジミーは、本土で生き延びる人間を見つけては仲間に引き入れるか、「地獄に捧げるため」として痛めつけて殺す儀式を繰り返しており、常軌を逸した狂気と殺戮で、まだ感染していない人間たちを支配していた。ある日、そんなジミーと対峙し「もう長い間、死を恐れてはいない。しかし今日は、恐怖を感じた」と言葉をこぼすケルソンにも、最狂の恐怖と“悪”が襲い掛かる。
『28日後...』『28週後...』『28年後...』と、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した絶望的な世界で「人間はどう生きていくのか」を描いてきた本シリーズ。本作でも“人間”に焦点を当てており、ダコスタ監督は「<人間>にとって最大の脅威は<感染者>ではない。人間の“非人間性”こそが、最も恐ろしいものとなり得るのだ。感染者と非感染者、より大きな破壊をもたらしているのは、どちらなのだろう?」と語っている。その中で重大な役割を果たすのが、抗い難いカリスマ性でカルト集団のリーダーとして君臨するジミーだ。ジミー役を演じたジャック・オコンネルは、「この世界では知性は必要とされません。だから共感性が育たず、結果的にジミーはかなりのサイコパスになってしまいました。この黙示録的世界でなお存在するのは“悪”と“闇”の二つで、彼はその中でただ楽しんでいるだけなんです」と、狂気に満ちたキャラクターを明かしている。
あわせて公開された日本版ポスターには、オコンネル演じるジミーやレイフ・ファインズ演じるケルソンらの姿が描かれている。
■公開情報
『28年後... 白骨の神殿』
2026年1月16日(金)全国公開
出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジャック・オコンネル、レイフ・ファインズ
監督:ニア・ダコスタ
製作:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
原題:28 Years Later: The Bone Temple
公式サイト:https://www.28years-later.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/28YearsLaterJP