森田望智×バカリズムによる“何も起こらない日常”の物語 朝ドラ『巡るスワン』制作決定

 2027年度前期のNHK連続テレビ小説『巡るスワン』の制作が決定し、脚本をバカリズム、主演を森田望智が務めることが発表された。

 本作は、“何も起こらない日常”を守る生活安全課の警察官を主人公にしたヒューマンコメディー。舞台は、長野県の諏訪湖周辺をイメージした架空の町・佐和市。刑事に憧れて警察官になったものの、「事件が起こらないこと」を使命とする生活安全課に配属された主人公が、地味な仕事に不満を感じつつも、市民のために奔走し、自分の道を見つけていく姿を描く。

 脚本を担当するのは、ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で国内外の賞を受賞し、日常会話劇と巧妙な構成で評価されるバカリズム。本作がNHKドラマ初執筆となる。主演の森田は、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や『虎に翼』などに出演。先日最終回を迎えたNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』では主人公の親友・日比野ひかりを演じた。

 森田が演じる主人公は、社会人として常識を持ち、休日には友人と愚痴をこぼしてストレス発散する、どこにでもいそうな20代後半の女性警察官。制作統括の桑野智宏は、「バカリズムさんの世界でどう演じて頂けるか楽しみでわくわくしています」と期待を寄せている。

桑野智宏(制作統括)コメント

「あー、おもしろかった」「来週が楽しみだね」
とあるドラマを見たあと、私の家族の口から出てきた言葉です。そう言ったあとそれぞれが家事や宿題に向かう姿は、ドラマを見る前より元気になっているように見えました。
そのドラマこそ、バカリズムさん脚本の『ブラッシュアップライフ』でした。いつか連続テレビ小説を制作するときには、朝からそんな言葉が出てくるドラマを作りたいと思い続けてきたので、今回バカリズムさんに脚本を引き受けて頂けて心からうれしく思っています。
主演の森田望智さんは、ドラマや映画で個性の強い役を数多く演じられています。一方で、ご一緒した連続テレビ小説『おかえりモネ』では、どの職場にもいそうな先輩を自然体で魅力的に演じてくださり、改めて役の幅の広さを感じました。森田さんが演じる役はどれも似た印象がありません。そんな森田さんがバカリズムさんの世界でどう演じて頂けるか楽しみでわくわくしています。
「あー、おもしろかった」「明日が楽しみだね」
『巡るスワン』がそう言っていただけるドラマになるよう、キャスト・スタッフみんなで頑張ります。
20227年春を楽しみにお待ちください!

■放送情報
2027年度前期 NHK連続テレビ小説『巡るスワン』
NHK総合にて、2027年春~放送
NHK ONEにて配信予定
出演:森田望智
作:バカリズム
制作統括:桑野智宏
プロデューサー:舩田遼介
演出:吉田照幸ほか

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