元アーチェリー代表が弓の名手をスカウト? 『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』予告編

 12月26日に公開される韓国映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』の予告編と場面写真が公開された。

 本作は、アーチェリーを題材にしつつも刑事がチキン店を開き繁盛させるという斬新な設定で、韓国で観客動員数1600万人超えの大ヒットを記録したコメディ映画。脚本は『エクストリーム・ジョブ』のペ・セヨン、監督は『ハード・ヒット 発信制限』のキム・チャンジュが務めた。

 かつてはアーチェリー韓国代表でメダリストだったものの、いまやリストラ候補1位のジンボン(リュ・スンリョン)。会社から与えられた起死回生のミッションは、アマゾンで弓の名手を発掘しアーチェリー世界大会でメダルを取らせることだった。不時着の末にたどり着いたアマゾンでジンボンが目にしたのは、生まれて初めてのジャングル。そこで神のごとき弓の才能を持つ3戦士シカ、イバ、ワルブと運命的な出会いを果たす。生き残る道を見つけたと思ったジンボンは、現地通訳士のパンシク(チン・ソンギュ)ととともに、弓の名手3人を連れて韓国に向かうが……。

 アマゾンの密林で選手を見つけるパートは、実際にブラジルで撮影が敢行されており、ロケハンを含め7カ月を要したという。監督は、「約40人の現地スタッフを起用するも、言葉や文化の違いからコミュニケーションで撮影に不安が生じたが、作品作りを通じて一丸となり、アマゾンの大自然や原住民戦士の活躍をカメラで映すことができた」と語っている。

 脚本を務めたペ・セヨンは、「たまたまアマゾンの原住民にフォーカスしたドキュメンタリー番組を見て、“アマゾンの戦士が韓国でアーチェリーを学んだらどうなるだろう”という、創作につながる発想が浮かんだんです」と語っており、着想のきっかけを明かした。

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』予告編

 公開された予告編は、勢いのあるナレーションからスタートする。本作タイトルである「MEは何しにアマゾンへ?」というワードとともに映るのは、かつてアーチェリー韓国代表として活躍していたが、いまやリストラ候補となってしまった主人公・ジンボン(リュ・スンリョン)。彼がなぜか、アマゾン川流域で溺れていてワニに襲われそうになっているなど、冒頭からハチャメチャな展開を捉えている。

 あわせて公開された場面写真には、アマゾンから連れてこられた弓の名手たちがアーチェリーの練習に励む姿などが切り取られている。

■公開情報
『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』
12月26日(金)シネマート新宿ほか全国公開
出演:リュ・スンリョン、チン・ソンギュ、ゴール・ペドロゾ、ルアン・ブルム、JB・オリベイラ、ヨム・ヘラン、コ・ギョンピョ
監督:キム・チャンジュ
脚本:ぺ・セヨン
配給:クロックワークス
2024年/韓国/113分/シネスコ/DCP5.1ch/字幕翻訳:小西朋子/英題:Amazon Bullseye/G
©2024 BARUNSON E&A, ROD PICTURES, CJ ENM ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://klockworx.com/movies/amazon_me/
公式X(旧Twitter):@klockworxasia

関連記事