杉咲花の“ギャップ萌え”エピソードを土屋太鳳が暴露 “芝居への考えが変わった”経験に驚き
10月3日に放送された『あさイチ』(NHK総合)に、杉咲花が出演した。杉咲が『あさイチ』に出演するのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』(2020年度後期)放送期以来、4年ぶりとなる。
杉咲は前日に28歳の誕生日を迎えたばかり。視聴者からのメッセージで抱負を尋ねられると「健康に生きたい」と回答。「ぬか漬けにハマっている」というエピソードもあって、司会の博多華丸・大吉からは「ずいぶん大人びている」とツッコミがあった。
番組冒頭には、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)で共演していた土屋太鳳からメッセージ。土屋は杉咲の演技について「目を見るだけで心がわかる」と評し、共演していて「感情のキャッチボールが楽しい」とコメントした。
杉咲が土屋と初めて共演したのは15歳のときで、2人は10年以上の付き合いになる。土屋は初めて会ったときの杉咲は「かわいい妹」のような存在だと語ったが、『海に眠るダイヤモンド』で共演した際には「知的で博識」な雰囲気もまとうようになっていたという。一方で「えへへ」という笑い方は相変わらずで、そのギャップもまたかわいいのだとベタ褒めコメントを残した。
また、土屋は「芝居は人の内面を見る感覚が養われていく」とし、杉咲はそうした感覚に長けているとも評した。杉咲本人は拒否しているようだが、脚本を書くことを勧めたこともあるそうだ。ファンとしては期待が膨らむやりとりだが、果たして。
杉咲の俳優としての熟練に欠かせない作品が、映画『市子』(2023年)。本作の出演を機に「芝居に対する考え方が変わった」という。戸籍を持たない市子という難しい役を演じ、その境遇に共感するのは難しかったという杉咲。しかし脚本だけでは読み取れない感情を現場で感じることや、「良い演技をしたい」という欲を捨てることなどが、思ってもみない領域に結びつくのだと、成熟ぶりを語った。
そんな杉咲の最新作として公開が控えているのが、映画『ミーツ・ザ・ワールド』。監督の松居大悟からはビデオメッセージが到着した。松居曰く、杉咲は台本制作やオーディション、宣伝会議にも参加していたようで、一緒に映画を作る仲間になってくれたと振り返る。演技については食事のシーンで「全力で食べる」さまが魅力的だと明かした。
松居と杉咲は旧知の関係で、以前には『杉咲花の撮休』(2023年/WOWWOW)で現場をともにしている。本作は「突然撮影が休みになった俳優の1日」を描くという設定の異色ドラマ。杉咲によれば撮影当時の自身の好みなども脚本に反映されており、「愛されている」と感じながらも、実際の自分とはギャップを感じることが多々あったと苦笑していた。
番組の最後には、「最近ハマっていること」という杉咲のリクエストに答えるお便りが多数寄せられた。杉咲と同様一人旅をしたばかりという視聴者からは、「一人旅の魅力」について杉咲に質問。杉咲は「気ままに行動できること、計画を変更したいときに変更できるのが魅力」だと、彼女らしいコメントを残して番組も終了した。
■配信情報
『あさイチ プレミアムトーク 杉咲花』
NHKプラスにて、10月10日(金)9:53まで配信中
ゲスト:杉咲花
キャスター:博多華丸
VTRインタビューゲスト:土屋太鳳、松居大悟
司会:博多大吉、鈴木奈穂子
写真提供=NHK