大学生りせがアリスと出会う 『不思議の国でアリスと』始まりを映した3本の本編映像公開

 現在公開中の劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』の本編映像3本が公開された。

 1865年にルイス・キャロルが生み出し、今もなお世界中で読み継がれている『不思議の国のアリス』を日本で初めて劇場アニメーション化した本作。原作の世界観を大切にしつつ、現代を生きる主人公のりせが、“不思議の国に迷い込む”というオリジナル設定となっている。

『不思議の国でアリスと -dive in wonderland- 』「りせの日常」篇

 公開された本編映像は、主人公・りせがワンダーランドへ足を踏み入れ、アリスとの出会いまでを描いた、本編前半の重要シーン3本。「りせの日常」篇で描かれているのは、都内で暮らす大学生・りせが、友人たちと自宅でパーティーを開く場面。お酒やスイーツを楽しむ一方で、就活の悩みや焦燥感に揺れる等身大の学生たちの姿が確認できる。そんな中、りせは夜更けに届いた“お祈りメール”に打ちのめされ、ストレスのはけ口を求めるようにゾンビゲームへと没頭する。息をすることすら忘れ、画面に噛りつくりせ。さらに、場面は変わり電車に乗るりせの姿が。おばあちゃんからの招待状を開き、どこへ向かっているのか……。

『不思議の国でアリスと -dive in wonderland- 』「ワンダーランドへの入り口」篇

 続く「ワンダーランドへの入り口」篇では、りせの亡き祖母・文子の秘書として仕えてきた浦井に導かれ、祖母が遺した“ワンダーランドへ行けるテストモニター”を体験するりせの姿が描かれる。イヤフォンを装着すると、スマホがリンゴに、椅子が逆さに見えるなど、ARによる奇妙な世界が広がる。そこへ現れた白ウサギが「時間がない!」と叫びながら駆け回り、りせの横に置かれたリンゴ(元はスマホ)に血相を変え、奪い去ってしまう。りせはその後を追い、大きな木の根元の穴へと落ちていくことに。

『不思議の国でアリスと -dive in wonderland- 』「アリスとの出会い」篇

 「アリスとの出会い」篇では、その先で出会う小さくなったアリスを、りせが物語の知識を頼りに元の姿へ戻る手助けをする。「へんてこりんなことが起きた後じゃ、普通ってつまらないけどね」と無邪気に笑うアリスに、りせは思わず「本物……!」と声を漏らす。だが、部屋いっぱいに風船が膨らみ、押し潰されそうになった次の瞬間、扉が弾け飛び、さらに広がるワンダーランドの世界へ導かれていく様子が描かれている。

■公開情報
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』
全国公開中
キャスト:原菜乃華、マイカ・ピュ、山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、山口勝平、森川智之、山本高広、木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹、松岡茉優、間宮祥太朗、戸田恵子
原作:『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル)
監督:篠原俊哉
脚本:柿原優子
主題歌:SEKAI NO OWARI 「図鑑」(ユニバーサル ミュージック)
アニメーション制作:P.A.WORKS
配給:松竹
製作幹事:松竹、TBSテレビ
©「不思議の国でアリスと」製作委員会
公式サイト:https://sh-anime.shochiku.co.jp/alice-movie/
公式X(旧Twitter):@alice_movie2025

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