本田翼、30代を過ぎてから実感した自身の変化 「これからも“自分らしく”いられれば」
現在放送中の火ドラ★イレブン『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(カンテレ・フジテレビ系)は、1人の“かわいすぎる男子”北くんを巡り、3人の男女が“シェア”という形で同居するラブコメディだ。
主演の本田翼が演じているのは、自由奔放な性格のサバサバ系看護師・浅田南。恋に友情にまっすぐ突っ走る彼女の姿を、本田は振り切った演技で魅力的に表現している。そんな本田に、浅田南の役作りや主演としての現場づくり、また30代を迎えての自身の変化について、率直に語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
“1人の男性をシェアする”のは「現実だったら絶対イヤ(笑)」
ーーまずは本作の撮影の雰囲気について教えてください。
本田翼(以下、本田):キャストみんな本当に仲が良くて。北くん(岩瀬洋志)を本気で取り合ったり、キャットファイト的なシーンも、いままでやったことがなかったので新鮮です。でもギスギスするだけじゃなくて、共同生活の中で生まれるチームワークや友情も描かれていて、その関係性が構築されていくのが面白いなと思っています。
ーーラブコメとしてもかなり振り切った作品ですよね。
本田:そうですね。最近は“ザ・コメディ”なドラマが少なくなっている印象があるので、私自身も演じていて楽しいです。南ちゃんって、自分の感情にすごく正直で遠慮がないんです。普通の人がストッパーをかけるところでもバーンと出しちゃう。その振り切り方が気持ちいいです。
ーー南とご自身の性格に共通点はありますか?
本田:似ている部分もありますけど、南ちゃんのほうが遥かに感情の振れ幅が大きいですね。私はそこまで激しくないです(笑)。でも、彼女の“自分の欲に誠実”な感じは、演じていて楽しいです。
ーー「1人の男性をシェアする」というかなりユニークな設定についてはどう感じましたか?
本田:現実だったら絶対イヤですよ(笑)。でも“手に余るくらい魅力的な人”だからこそ成立する物語で、そこが面白い着眼点ですよね。
ーー本作のような役柄はこれまであまり演じてこなかったように思います。
本田:たしかに、ここまで感情を出す役は初めてかもしれません。明るい役は多かったですけど、南ちゃんは“明るい”というより“破天荒”。その違いが楽しいです。
ーー北くん役の岩瀬洋志さん、東子役の志田未来さん、西野役の増子敦貴さんとはみなさん初対面だったそうですが、どのように関係性を深めていったんですか?
本田:特に意識しているわけではないですが、できるだけ現場の雰囲気を良くしたいとは思っていました。みんなが居心地良く過ごせるように、緊張が和らぐように、環境作りは意識しています。