佐藤寛太、『誘拐の日』で意識した“人間らしい”役作り 現場で感じた江口洋介のカッコよさ
“超カッコいい”江口洋介のムードメーカーっぷり
ーー撮影現場の雰囲気についても伺いたいのですが、公式X(旧Twitter)では佐藤さんのお誕生日を祝う写真も投稿されていましたね。
佐藤:シリアスなシーンや長回しのシーンも多いんですが、現場自体は意外とざっくばらんで穏やかです。緊張感が張りつめすぎることもなく、かといってダレすぎることもない。監督の演出も、肩の力を抜いたものが多いので、自然と現場の雰囲気も柔らかくなっていきます。
ーー撮影現場でのムードメーカー的な存在はどなたですか?
佐藤:江口さんですね。江口さんがいると本当に現場が明るくなるんです。僕は工さんとのシーンが少ないのですが(※取材当時)、江口さんと一緒だとすごくいい空気が流れます。江口さんのお芝居にも圧倒されるところがあって。ご自身の人生経験をオープンに演技に反映される方で、本当に深みのある方だと思います。現場でも常に明るくて、雰囲気を良くしてくださる。超カッコいいです。
ーー本作は「間抜けなおじさん誘拐犯と、記憶喪失の天才少女」というバディものですが、佐藤さん自身が「ちょっと間抜けだったな」と感じたエピソードはありますか?
佐藤:この前、江口さんの靴を間違えて履いちゃったんです。同じ白いスニーカーで、1時間くらい散歩してラーメン食べてコーヒー飲んで戻ったら、「それ俺の靴じゃない?」って(笑)。サイズも違うのに全然気づかなかったんですよ。後日、江口さんがその靴をインスタに載せていて、「あ、それ俺が履いたやつだ」と思いながら“いいね”しました。
ーー面白いですね(笑)。一方で、天才少女の凛ちゃんにかけた質問なのですが、佐藤さん自身は「自分って天才だな」と思うことはありますか?
佐藤:毎日思うようにしてます。小さなことでもいいんです。「ゴミ箱にゴミがうまく入った、天才だな俺」とか、「今日の味噌汁うまくできた、天才だな」みたいな(笑)。そうやって自分のメンタルを向上させるようにしています。
ーーなるほど。では、美容についても伺います。北村は“今どき男子”という設定ですが、佐藤さん自身が美容で気をつけていることはありますか?
佐藤:正直、特別なことはしていません。でも撮影が始まると「人前に出る以上はちゃんとしないと」と思うようになって、少しずつ意識が変わってきました。化粧水や乳液は使いますけど、基本的には食べ物、お腹の状態に気をつけていて、胃や腸の調子が肌に出ると思っているので、体が欲しているもの、体に良いものを食べるようにしています。
ーー最後に、本作の見どころや視聴者へのメッセージをお願いします。
佐藤:とにかく展開が早いんです。シリアスなだけじゃなくコミカルなシーンもたくさんあって、転がるように物語が進んでいく。1話の中でも少し見逃すと「今どうなってるの?」とわからなくなるくらい次々展開していきます。柚乃ちゃんと工さんチームだけでなく、刑事チームの会話劇も個性豊かで人間味があるし、監督も「きれいにまとめる」のではなく、ちょっとガシャガシャして引っかかりのあるような、ユニークな作品を目指しているので、それが映像にも表れていると思います。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
韓国のスタジオ・ASTORYが2023年に製作した連続ドラマを原作としたヒューマンミステリー。心やさしきマヌケな誘拐犯と記憶喪失の天才少女が異色タッグを結成し、次々と襲いかかる危機を乗りこえながら犯人捜し&逃亡劇を繰り広げる。
■放送情報
『誘拐の日』
テレビ朝日系にて、毎週金曜21:00〜21:54放送
出演:斎藤工、永尾柚乃、深澤辰哉、江口洋介、内田有紀、安達祐実、鈴木浩介、長谷川初範、望海風斗、佐藤寛太
原作:『誘拐の日』©ASTORY & KT Studiogenie/脚本 キム・ジェヨン
脚本:丑尾健太郎
監督:深川栄洋、片山修
音楽:長岡成貢
主題歌:yama「us」
ゼネラルプロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー:峰島あゆみ(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/yuukainohi/
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