台湾青春映画『ひとつの机、ふたつの制服』日本版予告 ギデンズ・コーの推薦コメントも
10月31日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開される『ひとつの机、ふたつの制服』の日本版予告が公開された。
台湾最大の脚本コンペティションで特別優秀脚本賞を受賞したシュー・フイファンとワン・リーウェンによるシナリオを映画化した本作は、1990年代の台北が舞台の青春映画。『High Flash 引火点』『よい子の殺人犯』などのジュアン・ジンシェンが監督を務めた。第61回台北金馬映画祭では、『あの頃、君を追いかけた』などのギデンズ・コー監督が本作を大絶賛した。
主人公・小愛を演じたのは、『無聲 The Silent Forest』で第57回金馬奨最優秀新人俳優賞を受賞したチェン・イェンフェイ。彼女と“机友”になる敏敏役は、『愛という名の悪夢』で第26回台北映画祭の主演女優賞にノミネートされたシャン・ジエルーが演じ、2人が恋する男子校生役で『台北アフタースクール』のチウ・イータイが出演している。
受験に失敗し、コンプレックスを抱きながらも、強引な母の勧めにより名門校「第一女子高校」の“夜間部”に進学した小愛(チェン・イェンフェイ)。全日制と同じ教室・同じ机を使うため、小愛は全日制の成績優秀な敏敏(シャン・ジエルー)と机に手紙を入れるやりとりから“机友”になる。ある日、小愛は敏敏に制服交換を提案され、やがて同じ男子校生・路克(ルー・クー)を想っていることに気づく。
公開された予告編には、当時の文化が色濃く映し出されている。小愛と敏敏の出会いのシーンでは、当時台湾でも大人気だった日本の漫画『SLAM DUNK』が登場。さらに映像の後半には、2025年に25周年ライブツアーを成功させたMayday(五月天)のラブソング「擁抱」が流れる。本編では、まだメジャーデビュー前のMayday(五月天)のライブに小愛と敏敏が出かけるシーンがあるという。予告編では「擁抱」の歌詞に翻訳はついていないが、「ずっとかぶっていた仮面をはずし」という一節があり、“昼”の制服を着て嘘をついてしまう小愛の微妙な心が歌われた切ない曲となっている。
また、ギデンズ・コーが本作に寄せた推薦コメントも公開された。
ギデンズ・コー コメント
誰もが楽しめるのに単純じゃない。
自己評価の低さに悩む青春の成長物語。
この映画が大好き。心が揺さぶられた!!
チェン・イェンフェイと シャン・ジエルーの演技はどちらも素晴らしい。
そして私のお気に入りは母親役のジー・チンだ。
彼女の演技は見事で、型にはまらない解釈も光っている。
公開されたら、ぜひお見逃しなく。
■公開情報
『ひとつの机、ふたつの制服』
10月31日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
出演:チェン・イェンフェイ、シャン・ジエルー、チウ・イータイ
監督:ジュアン・ジンシェン
脚本:シュー・フイファン、ワン・リーウェン
後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
提供:マクザム
配給:ムヴィオラ、マクザム
2024/台湾/5.1ch/2:1/カラー/中国語/109分/原題:夜校女生/英題:The Uniform
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