『映画 おでかけ子ザメ』描き下ろしパインビジュアル公開 花澤香菜×宮田俊哉らの座談会も

 8月22日に公開される『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』の“パインビジュアル”と、キャストの花澤香菜、宮田俊哉、高野洸、杢代和人による座談会インタビューが到着した。

 SNSにて投稿された漫画からアニメ化が始まり、2024年8月1日に1周年を迎えた『おでかけ子ザメ』。新シリーズとして制作が決定した映画では、子ザメちゃんのおでかけが「とかい」へ。監督は熊野千尋が務め、脚本は長嶋宏明、キャラクターデザインは竹内あゆみ、アニメーション制作はENGIがそれぞれ担当する。

 八魚町の駅前にやってきた子ザメちゃんは、ベンチで悲しそうにうつむく女の子・そらに出会う。都会の高校に転校することになったと話すそらは、ひとりぼっちになってしまうかもしれないと落ち込んでいた。楽しい都会の様子が載っている雑誌を見ながら、きっと都会でも新しいお友達ができると元気づける子ザメちゃん。そらと別れ、歩き出した子ザメちゃんの目に、キラキラした都会のポスターが飛び込んでくる。そのとき子ザメちゃんの上をサメの形をした雲が通り過ぎていく。そしてその雲に誘われるように、子ザメちゃんは都会へ向かう電車に乗り込むのだった。輝くネオン、人々が行き交うスクランブル交差点、たくさん人たちが揺られる満員電車。“とかい“を舞台に子ザメちゃんの小さな大冒険が始まる。

 8月17日の“パインの日”を記念して公開された描き下ろしのパインビジュアルでは、大好物のパインに囲まれてうれSEA(嬉しい)そうな子ザメちゃんと、パイン型の浮き輪やサングラスを身に着けて夏を楽しんでいるうさめちゃん&あんこうちゃんの姿が描かれている。

 あわせて、子ザメちゃん役の花澤、サラリーマンのお兄さん役の宮田、バーテンダーさん役の高野、ホストさん役の杢代が、映画の魅力や、“おでかけ”にちなんだトークを繰り広げた座談会インタビューも公開された。

 子ザメちゃんが”とかいのおともだち”との登場人物と交流していく姿が描かれる本作。それぞれが演じているシーンの見どころについて聞かれると、花澤は「子ザメちゃんが八魚町という小さい町から飛び出して、都会でいろんな人に会って、みんなに幸せを届けていくっていうのが今回のお話になっているんですが、八魚町にいた時よりも、登場人物の暮らしが私たちと一緒っていうか。なんかほぼ皆疲れてるみたいな(笑)。だから多分共感しやすいと思うんですよね。いろんな人間のキャラクターに共感しながら、自分も子ザメちゃんに癒やされてるような気持ちになれるところが、今回の見どころかなと思います」と都会ならではのキャラクターの魅力に言及。

 宮田は「子ザメちゃんがいろんな人と出会っていくっていうところが面白いなと思っていて。登場人物が役名というよりも職業で、『サラリーマン』だったり『ホスト』だったりとか(笑)。僕は、子ザメちゃんと『カンパーイ』っていうシーンがあるんですけど、子ザメちゃんもお酒飲むの? と思ったり。一緒に居酒屋さん行ったりとかしてすごく楽しんでいるのも注目ポイントかなと思います」とキャラクターの職業に注目。

 杢代は「子ザメちゃんを通して、その逆もそうですし、自分自身もどんどん笑顔になれて。最終的に(杢代が演じた)ホストさんはすごく優しい家族思いな人間っていうのが分かりました。この映画で、クスって笑えるところや優しさを受け取って、現実の世界でもまさに心に子ザメちゃんを宿しながら生活してたら、ちょっとだけ平和な世の中になるんじゃないのかなって思いました」と振り返った。

 高野は「演じていて本当に楽しかった。花澤さんが演じる子ザメちゃんがかわいすぎて! (高野が演じた)バーテンダーさんが、子ザメちゃんにドリンクをご馳走したくなる気持ちも分かります(笑)。平和な世界で、誰も子ザメちゃんの存在について、不思議に思ったり深掘りすることもない。本当に素敵な世界を浴びたなと思いました」と作品ならではの世界観を語った。

 さらに、いろいろな場所へおでかけする子ザメちゃんにちなみ、「子ザメちゃんとおでかけしてみたい場所は?」の質問も。花澤は「子ザメちゃんとおでかけするなら、海で水泳の大会に出場する! 私は海苦手ですけど、子ザメちゃんとなら楽しめそうな気がする!」と答え、宮田は「水族館におでかけしたい! 一緒に泳いでる魚を見たい。うんうん、超かわいいと思います!」と回答。杢代は「一緒に遊園地に行きたい! その遊園地にいる他のマスコットキャラクターより、もしかしたら人気出ちゃうんじゃないのかな?!」、高野は「子ザメちゃんとおでかけするなら、ゲームセンターがいいですね。僕が2000円ぐらい両替して百円玉めちゃくちゃ抱えて、いくらでもゲームに入れてあげるので、必死に頑張ってほしいな」とそれぞれ述べた。

 最後に、この作品をどういったときに観たいか、または観てもらいたいかを聞かれると、花澤「公開は8月、夏! みんなもう、疲れ果てているでしょうね(笑)。夏休みに映画館におでかけして、子ザメちゃんに癒やされてもらいたいなと思います。大きい画面で、わりとダイナミックに動き回っているので、スクリーンで見る価値あり! 声も堪能できるかと思いますので、劇場で見てほしいなと思います」と癒される魅力をアピール。

 宮田は「この作品を見ると、優しい気持ちになれると思うんですよ。人に優しくしようって思えると思うので、ご家族で見に行くのもいいと思うんですけど、恋人同士だったりお友達と行ったりしたら、優しい空気になるんじゃないかなと思うので、ぜひ見に行ってくれたら嬉しいなと思います」と誰かと一緒に観る面白さを語った。

 杢代は「同世代の方たちにも見てもらいたいです。僕は20歳(※取材時)なんですけど、進路とかで結構悩み事があったりして。不確定な未来がとても多い時期なんですけど、子ザメちゃんを観ることで遠い未来のことで不安になるよりも、小さな幸せを自分の中で大きな幸せにできる作品だなって思います。ぜひ同世代の方々にも見ていただきたいなと思いました」と杢代ならではのコメントを寄せた。

 高野は「社会に出ると、細かいことを気にしたり、しがらみとかもあったりすると思うんですけど、そういうのを忘れられる作品だと思います。劇場で、でっかいスクリーンで堪能できる作品の中でも、多分セリフ量が圧倒的に少ない(笑)。それがこの映画の良さだと思います。盛大にリフレッシュできると思うんで、いろんな方に見に行ってほしいです!」とスクリーンで観る本作の魅力に言及した。

■公開情報
『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』
8月22日(金)より全国ロードショー
キャスト:花澤香菜(子ザメちゃん)、潘めぐみ(あんこうちゃん)、久野美咲(うさめちゃん)、梅原裕一郎(モヒカンあにき)、花江夏樹(はると)、宮田俊哉(サラリーマンのお兄さん)、高野洸(バーテンダーさん)、杢代和人(ホストさん)、石見舞菜香(そら)、来栖りん(そら)、降幡愛(しゃしんのお姉さん)、小市眞琴(まなぶ)、菊池紗矢香(モデルのお姉さん)、楠見尚己(おじいさん)、植田佳奈(女将さん)、鈴木崚汰(ドーベルさん)
原作:ペンギンボックス(『おでかけ子ザメ』/KADOKAWA刊)
監督:熊野千尋
脚本:長嶋宏明
キャラクターデザイン:竹内あゆみ
音響監督:小泉紀介
音響制作:dugout
音楽:藤澤慶昌
アニメーション制作:ENGI
制作:KADOKAWA
配給:角川ANIMATION
©ペンギンボックス・KADOKAWA/おでかけ子ザメ
公式サイト:https://odekake-kozame.com/
公式X(旧Twitter):https://x.com/kozame_info
公式YouTube:https://www.youtube.com/@odekake-kozame

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