松本まりかと安田顕の水中キスに高橋メアリージュンの絶叫 『奪い愛、真夏』の恐怖と笑い

 「見てたよぉぉぉぉぉ!!」と絶叫する未来(高橋メアリージュン)に、恐怖を覚えながらも、その後すぐに笑いが込み上げてしまう。こんなドラマは、『奪い愛』シリーズだけだ。

 ドラマ『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系)第3話で、ついに未来が夫・時夢(安田顕)と真夏(松本まりか)の不倫関係を知ってしまった。炎上仕掛け人の花火(森香澄)が投下した、資料室での時夢と真夏の急接近動画の誤送信は、見事に未来の嫉妬心に引火。「サプライズで迎えに行っちゃおうかな」と不適な笑みを浮かべながらも、「信じなきゃ、行くのやめる。信じる」と自制心から踏みとどまる未来だったが、2人の密会現場へと向かってしまった。

 舞台は廃校。先代社長の父がかつて小学校に寄贈した大時計は、時夢にとっても思い出の詰まった時計だった。時夢は壊れた時計を修理することで、真夏は苦手だったブランコを克服することで、止まっていた思い出の時を進めていく。そこから2人が向かったのは、誰もいないプール。服のまま飛び込む時夢に続いて、真夏もプールにダイブ。前職である写真週刊誌時代に他人の人生を狂わせてきた罪を背負ってきた真夏だったが、時夢と一緒にいることでようやく心の底から笑うことができた。「自然に笑えるの、泣きたくなる」という真夏のセリフが印象的だ。

 さらに2人はプールの端っこから同時に潜水をして、真ん中でゴツンと頭をぶつけ合う絵に描いたような展開から、時夢の「本気になりすぎちゃったよ」という何気ない一言に、真夏が「そういうところが好きです」と自然に返してしまう。制御が効かなくなった時夢は真夏を強く抱き寄せ、「俺も好きだ。もう止まらない」と耳元で囁く。

 激しく唇を重ねあう2人は、そのままもう一度潜水し、水中キス。2人だけの世界に突如、未来がヌッと現れ、「ずっと……見てたよぉぉぉぉぉ!!」と鬼の形相で絶叫するのだ。恐怖の叫び声を上げる時夢に、真夏は困惑の表情を浮かべるのだった。

 サザンオールスターズ「真夏の果実」に続き、シャ乱Q「ズルい女」の歌詞を真夏に当てはめたシリーズや、「9641(苦しい)」といった未来節は今回も健在。同時に、妹の花火がますます存在感を発揮している。監視カメラに映る時夢と真夏を見つけ満面の笑みを浮かべる姿や、もはや人がいる社内でも「ドッカーン」の決めセリフが抑えきれない花火のあざとさは、演じる森香澄に当て書きしたとしか思えないハマりっぷりだ。

 次回からはついに未来の逆襲が始まる。帰りのタクシーでの「密室の早口キス言葉」や「地獄の鯛しゃぶディナー」といった、短い予告映像の時点で情報過多すぎてついていけないところがあるが、ここからが『奪い愛、真夏』にとって本当のスタートと言えるだろう。

金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』

さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”『奪い愛』シリーズの最新作。結婚までも約束した最愛の恋人と不倫の末に別れた主人公の恋模様を描く。

■放送情報
金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15~24:15放送
出演:松本まりか、安田顕、高橋メアリージュン、森香澄、白濱亜嵐、石井正則、石山順征、谷原七音、水野美紀
脚本:鈴木おさむ
演出:樹下直美、上田迅
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:川島誠史(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)、小路美智子(MMJ)
音楽:沢田完
主題歌:安田レイ「BROKEN GLASS」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作:テレビ朝日、MMJ
©テレビ朝日
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