宮澤エマ、『豊臣兄弟!』池松壮亮&仲野太賀の姉役に 「のびのびと人間臭く演じられる様に」
2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に宮澤エマが出演することが決定した。
本作は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長の波乱万丈の生涯を描いた物語。主人公・木下小一郎(豊臣秀長)を仲野太賀が演じ、脚本を『半沢直樹』(TBS系)、『おちょやん』(NHK総合)などの八津弘幸が担当する。
そのほか、秀長の兄・木下藤吉郎(豊臣秀吉)を池松壮亮が演じるほか、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波、小栗旬、宮﨑あおい、松下洸平、要潤、大東駿介、中島歩、山口馬木也、坂井真紀の出演が発表されている。
宮澤が演じるのは、豊臣兄弟の姉・とも。しっかり者で負けん気が強い。3人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉(池松壮亮)によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ、妻子とともに処刑されることになる。
宮澤は、八津作品の魅力について、「ドラマチックで冷酷な現実のすぐそばに笑いと人情の温かみがあると感じますが八津さんは世界観に必要なキャラクターしか描かない、当て書きはしないというお話を伺いました。今回も八津さんから頂いたともを豊臣兄弟の世界でのびのびと人間臭く演じられる様に準備したいと思っています」とコメントを寄せている。
宮澤エマ(とも役)コメント
オファーを受けたときの気持ち
八津さんが手掛けられる作品にまたぜひ携わりたいと思っていたのでお話を頂いた時はとっても嬉しかったです。ともは秀長、秀吉よりも長生きしたそうで長いスパンで向き合う役になりそうだなと、身が引き締まる思いでした。
演じる人物について
最初にお話を頂いた時、あの有名な豊臣兄弟と一緒に育ち、戦国時代の荒波を生き抜いたともについて私は多くの事を知りませんでした。ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶する様な闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともはとにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきた逞しさをものすごく感じました。現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。
大河ドラマへの思い
初めての大河ドラマ(『鎌倉殿の13人』)で第一話から最終話まで長期間で役と向き合う体験をさせて頂けた事はとてつもない幸運だったと思います。カメラが回っている時もいない時も本当に多くの事を学ばせて頂きました。今でも役名で呼んで頂いたりお声がけを頂く事が多く、放送が終わっても視聴者の皆さまの中で生き続けていくスケールの大きさは大河ドラマならではかもしれません。今回は今まで描かれてこなかった豊臣兄弟の姿を、歴史書には描かれない家族ならではの視点で一年を通して視聴者の皆さんにどう届けられるのか、とても楽しみです。
八津弘幸作品について
八津さんの作品の出演は連続テレビ小説『おちょやん』が初めてでした。とても自分に務まるとは思えない役を頂いたと感じる緊張と挑戦の日々でしたが結果的に私の役者人生を変える作品となりました。八津作品はドラマチックで冷酷な現実のすぐそばに笑いと人情の温かみがあると感じますが八津さんは世界観に必要なキャラクターしか描かない、当て書きはしないというお話を伺いました。今回も八津さんから頂いたともを豊臣兄弟の世界でのびのびと人間臭く演じられる様に準備したいと思っています。
共演者について
豊臣ファミリーの皆さんとは初めて共演させて頂くので今からどんな家族になるのか、どんな掛け合いができるのか楽しみです!
■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、2026年放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波ほか
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬
演出:渡邊良雄