ラッセル・クロウ主演『ザ・エクソシズム』2025年2月公開 『エクソシスト』オマージュも

 ラッセル・クロウが主演を務めた映画『The Exorcism(原題)』が、『ザ・エクソシズム』の邦題で2025年2月21日より新宿武蔵野館ほかで公開されることが決定した。

 本作は、悪魔祓いが題材の新作ホラー映画で“神父役”に選ばれた落ち目の俳優を主人公に、昨今の聖職者の在り方やLGBTQなど現代的なテーマとしながらも、撮影現場で巻き起こる恐怖の行方を描いたホラー映画。

 監督を務めたのは、悪魔祓い映画の金字塔『エクソシスト』でカラス神父役を演じた俳優ジェイソン・ミラーの息子であり、制作秘話伝説として語り継がれる父が体験した「エクソシストの災い」を知るジョシュア・ジョン・ミラー。本作では、苦難の中“神父役”を演じた父を讃える『エクソシスト』へのオマージュを入れ、劇中の娘が見る、悪魔に取り憑かれた俳優の父の姿には、災いに取り憑かれたような人生を送った俳優の父を実際に持った監督の想いが込められている。

 さらに『ハロウィン』シリーズのビル・ブロックと『スクリーム』シリーズのケヴィン・ウィリアムソンがプロデュースを務めたほか、『イット・フォローズ』の美術スタッフ、『ジェーン・ドウの解剖』の音楽スタッフ、『マッドマックス フュリオサ』のカメラマンが集結した。

 長年依存症に苦しんできた俳優トニーことアンソニー・ミラー(ラッセル・クロウ)は、悪魔祓いを題材とする新作ホラー映画の主演を引き受ける。今回の映画での成功で自身のキャリア、そして亡き妻との間の娘リー(ライアン・シンプキンス)との親子関係を取り戻そうと意気込むアンソニー。しかし、そもそも彼に主演の神父役の話が舞い込んできたのは、当初演じる予定だった俳優が撮影現場で不可解な死を遂げていたためだった。撮影が進む中、アンソニーの様子が徐々におかしくなっていく。さらに、彼が隠し持つ“信仰”にまつわる少年期の暗い秘密を知った監督は、過去のトラウマと向き合うようアンソニーに強制する。心身ともに追い詰められていくアンソニー。父の様子を心配するリーは彼に寄り添おうとするが、事態は人智の及ばぬ現象と共に地獄と化し、ついには“邪悪なるもの”が姿を現す。

 俳優として再び成功することを目指すアンソニーを演じたのは、『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞し、『ヴァチカンのエクソシスト』でも“神父役”を演じたクロウ。娘のリー役は『ブリグズビー・ベア』などのライアン・シンプキンスが務めた。クロウとシンプキンスは長く親交があったが、本作が初共演となった。そのほか、『アバター』シリーズのサム・ワーシントンらが共演に名を連ねた。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、憂いと苦悩を感じさせる表情を見せながら、神父を演じるアンソニーの姿が捉えられている。

 また、“災い”が訪れる前のアンソニーや娘リーの平穏な姿、そして不気味な青白い光に飲み込まれた恐怖の光景などが写し出された場面写真も公開された。

■公開情報
『ザ・エクソシズム』
2025年2月21日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開
出演:ラッセル・クロウ、ライアン・シンプキンス、サム・ワーシントン、クロエ・ベイリー、アダム・ゴールドバーグ、デヴィッド・ハイド・ピアース
監督:ジョシュア・ジョン・ミラー
脚本:M・A・フォーティン、ジョシュア・ジョン・ミラー
製作:ビル・ブロック、ベン・ファスト、ケヴィン・ウィリアムソン
撮影:サイモン・ダガン
編集:マシュー・ウーリー
美術:マイケル・T・ベリー
音楽:ダニエル・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ
配給:インターフィルム
2024年/アメリカ/95分/カラー/シネスコ/5.1ch/PG12/原題:The Exorcism
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公式X(旧Twitter):@exorcism2025221

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