『虎に翼』ロスのあなたに! 岡田将生&森田望智ら、キャストが再共演する秋ドラマ

 多くの視聴者の心を掴み、毎朝観るのが楽しみでたまらない作品として注目を浴びた、2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。朝ドラ史上、最高傑作の呼び声も高い本作の最終回が放送されて以降、“トラつばロス”になっている人が続出している模様。

 そんな“トラつばロス”民のロスを少しでも解消できるような情報として、10月期のドラマには、『虎に翼』のキャストが再共演している作品がいくつかあることをお伝えしたい。

 『虎に翼』のヒロイン・寅子(伊藤沙莉)が、籍を入れずに“夫婦なようなもの”となり、この世を去るまで寄り添った航一を演じた岡田将生と、寅子の親友であり、義理の姉となった花江を演じた森田望智は、10月17日から放送がスタートする『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)で再共演する。

 中井貴一とタッグを組む岡田が演じるのは、フリーランスの看護師・那須田歩役。歩は、仕事はできるが、態度が大きくて感じが悪い。でも、患者を救いたいという思いは人一倍強く、中井演じる九鬼静に反発しながらも、多大な影響を受け、看護師の仕事に誇りを持って成長していく役どころだ。

 森田が演じるのは、売れない地下アイドルから、生活のために看護師に転身するという、異色の経歴の持ち主である中村柚子。元アイドルで現役ナースという肩書を売りにして、SNS配信をしながら、病院で働いている。新米のわりにふてぶてしく、仕事も遅いのに悪びれる様子もない。

 岡田も森田も、『虎に翼』での印象とはかなり異なるキャラクターに扮しているが、主要キャストだった2人が、『ザ・トラベルナース』で再共演し、個性的なナースを好演しているのを観られるのは、非常にうれしい。

 寅子が新潟地家裁三条支部へ異動した際に出会った、弁護士の杉田兄弟。兄の太郎を演じた高橋克実と、寅子と明律大学女子部で同級生となり、その後もずっと、ぶつかり合いながらも絆を深めていった仲間・よねを演じた土居志央梨。2人が出演しているのは、10月18日に第2話が放送される『無能の鷹』(テレビ朝日系)だ。

土居志央梨、“よねさん”とは正反対のオレンジ髪に変貌 弁護士の次はエンジニアに

10月11日からスタートするドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)に出演する土居志央梨が10月7日に公式Instagramを更新し、…

 よねは大人気キャラクターとなったため、『虎に翼』に続いて、早くも土居の姿が見られる『無能の鷹』は、大きな話題を呼んでいる。本作で彼女が演じる鵙尾弓は、いつもパーカー姿の開発部のエンジニア。かったるそうな態度で、マイウェイを貫いており、「いつ辞めてもいいし、別にこの仕事じゃなくてもいい」という、脱力メンタルの変人キャラクター。ITに関して、自分が楽できるものを開発する努力は惜しまない鵙尾は、男装が特徴的で短髪だったよねとは対照的な、オレンジがかった色のロングヘアーなので、一見すると同一人物が演じているとは思えないのが面白い。

 一方、老害であることを認めたくない、多様性のかけらもない営業部部長・朱雀又一郎を演じている高橋。ITコンサルの会社に勤めているが、SNSにも横文字にもついていけず、オンライン会議の画面共有もできない。朱雀は主要キャラクターの一人で、『虎に翼』よりも出番が多いと思われるため、前作ではなかった土居との共演シーンにも期待したい。

関連記事