9月13日より2週間限定公開される映画『ザ・ブレイキン』の新場面写真が公開された。

　本作は、ある事故をきっかけに不仲になった兄弟が反目し合いながらも、ブレイキンのイギリス代表になり、再三の危機を乗り越えながらチームを世界のトップに導こうと奮闘していく青春映画。

　新たに公開された場面カットは3点。今夏、世界で輝いた福島あゆみ選手をはじめ、実際にイギリスのトップブレイカーでもあるベンジー役のカラム・シンとトレイ役のケルビン・クラークのブレイクシーンが切り取られている。

　本作では国の違うプロブレイカーたちが集結し、撮影の合間にも出演者達で練習を行っていた。ブレイキンの大会では顔を合わせることもあるが、共に練習をしたことがない仲間たちとの時間に、本作でイギリスチームとバトルをするTEAM JAPANとして出演した京都で活動するブレイク集団“BODYCARNIVAL”のリーダー・福島梨絵選手は、「チームメイトじゃない人から意見をもらうこともないので“感じ方”の違いが見えて新鮮な感覚でした」と振り返った。

　さらに、BODYCARNIVALのトレーニング方法も明らかに。ブレイキンは、技のクオリティーを上げるために筋トレや体幹トレーニングが必要なため、ブレイキンの練習はダイエットにも効果的といえるが、福島あゆみ選手もブレイキンを始めた理由の一つがダイエット感覚だったとのこと。多くのブレイカーは自身の動きや技の練習のみをする割合が多いと言われており、練習をしていくうちに、どこの筋力が足りていないかが分かり、技の精度を高めるために、筋トレを行う人が多いそう。BODYCARNIVALも筋力トレーニングに力を入れているようで、具体的に行っているトレーニングは、体幹トレーニングや自分が弱いコア筋力のアップなどを行っている。

　また、“BODYCARNIVAL”のメンバーである福島梨絵、福島あゆみをゲストに迎えた公開記念イベントが9月18日に開催されることが決定。本イベントでは、イギリスで行われた撮影秘話や本作の魅力について語られるほか、世界でも活躍している福島姉妹がブレイキン世界大会の話やブレイキンの魅力についての話が展開される予定だ。

　BODYCARNIVALからはコメントも到着している。

BODYCARNIVAL コメント

映画の撮影自体初めてでしたが、チームで参加したのでダンスシーンの撮影は楽しかったですし、
振付師のNIEKと現地で最終調整する練習も新鮮でした。
ただ、踊るシーン以外にも、メインではないですが私たちも何箇所か登場するんです。
色んな画角から何回も撮るので、映画の撮影の大変さを思い知りました。
一日中撮影で疲弊することもありましたが、こういう風に映画が出来ているんだと、
改めて役者さんやダンサー、スタッフの方へのリスペクトが増しました。
イチオシのシーンは、もちろん我々BODYCARNIVALが登場するTEAM JAPANとのバトルシーンです！笑
現役で活躍している海外の選手がたくさん出ています。ダンススタイルの違いもお楽しみください。

■公開情報
『ザ・ブレイキン』
9月13日（金）より、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー（2週間限定）
キャスト：カラム・シン、ケルビン・クラーク、ハナ・ジョン＝カーメン、エミリー・キャリー、ジルー・ラスール、エリオット・コーワン、ルシアン・ムサマティ、アリス・イヴ
監督：ダニア・パスクィーニ＆マックス・ギーワ
原案：レイチェル・ヒロンズ
脚本：サリー・コレット
制作：マット・ウィリアムズ
撮影：ステファン・ヤップ
衣装：デザイン：エレノア・ベイカー
プロダクションデザイン：シヴォ・グラック
ヘアメイクデザイン：クロエ・エドワーズ
振付：ニーク・トラア
編集：ネイサン・サマーフィールド
2023年／イギリス／102分／DCP／5.1ch／カラー／シネマスコープ／原題：Breaking Point／字幕：平井かおり／G
提供：楽天
配給：松竹
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