吉岡里帆、『トランスフォーマー/ONE』で初の洋画作品吹き替えに挑戦 「衝撃の1作です」

 吉岡里帆が、9月20日に日米同時公開される『トランスフォーマー/ONE』で初の洋画作品吹き替えを担当することがわかった。

 本作は、『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリーが監督を務める『トランスフォーマー』シリーズ最新作。ヒーローとヴィランの友情秘話や、トランスフォーム能力の起源、そして次第にしのび寄る戦乱の影と、トランスフォーマー史上最大の決戦と言われる、サイバトロン星の戦いが描かれる。

 吉岡が演じるのは、オリジナル版ではスカーレット・ヨハンソンが声を担当する、女性戦士トランスフォーマー・エリータ-1。過去に『空の青さを知る人よ』(2019年)や『漁港の肉子ちゃん』(2021年)で声優に挑戦した経験のある吉岡だが、洋画作品の吹き替えを務めるのは今回が初となる。

 最初にオファーが来た時の気持ちを聞かれた吉岡は、「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」と嬉しそうにコメント。洋画の吹き替え声優を務めるにあたって、今まで挑戦した日本のアニメーションとはキーが異なる声に挑戦したと明かし、「今回はエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました」とトレーニングについて語った。

 また、自身が演じたエリータに対しては、「戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました」と語り、「戦い方がすごくパワフルで、絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので、(声を演じて)こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」と自身初めてのヒーロー役を楽しんで演じたと明かした。

 さらに、推しのキャラクターについて、「全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクターで可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクター。ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い」と絶賛。これから観る観客へ、「映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだなと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください!」とアピールした。

 さらに、追加吹き替え声優キャストも発表。サイバトロン星の英雄的存在、センチネルプライム役に諏訪部順一、センチネルプライムと行動を共にするエアラクニッド役に柚木涼香、ダークウィング役に稲田徹、スタースクリーム役に佐藤せつじ、サウンドウェーブ役に山本格、ショックウェーブ役に星野貴紀、ジャズ役に杉田智和が決定した。

映画『トランスフォーマー/ONE』日本語吹替版本予告

 あわせて公開された日本版本予告には、吉岡演じるエリータ-1をはじめとするトランスフォーマーたちの姿が収められている。

吉岡里帆(エリータ-1役)コメント

『トランスフォーマー/ONE』のオファーを受けたときの印象

オファーが来た時は、あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、「早く台本読みたい!」と思いました。

台本を読んだときの感想

今までのトランスフォーマーシリーズを追いかけて来た人にとっても衝撃の1作です。なぜあの戦いがあったんだ、とか、どうして(オプティマスとメガトロンが)あの関係性なんだという謎がいっぱい解ける物語になっています。泣けるし、胸も熱くなります。トランスフォーマー達が、トランスフォーム出来なかった時から描かれているというのが胸熱です。弱さもありながら、強さを望んでいて。彼らの強い思いが凝縮されていて感動的な台本だなと思いました。

自身が演じたエリータの印象

私が演じたエリータ-1 は、戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、自分に対しての誇りがあって自信にみなぎっています。ちょっと勝ち気なところもあるので可愛らしさというよりも取っつきにくさがあって、人間味や不器用さも感じて、私は好きです。彼女の強さがみんなにとってもすごく救いになるシーンが沢山出てくるので。戦うシーンだけじゃなくて自分自身を見失わず、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました。

推しのキャラクター

全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクター。可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクターなので、ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い。ビーが今回、『トランスフォーマー/ONE』で、初めてソードを(手から)出す瞬間があるんですけれども、それが、めっちゃ可愛いです。面白くて、すごく好きなシーンです。

吹替映画初挑戦の感想

海外映画の吹替というものが私自身初めてだったので、いままで参加してきた声優のお仕事だと日本のアニメーションはキーがかなり高くないと絵にあたらない事があるというのが自分の中の印象でした。今回は、真反対でスカーレット・ヨハンソンさんやエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました。ボイストレーニングの先生とはじめにやったのが丹田と低音の響きを鍛えるために、腰をぐっと持って後ろから引っ張ってもらい、それで台詞を喋る練習をしました。引っ張る力に負けないくらいの力を鍛えました。その後に、海外作品の吹替の方の特徴というか響き、英語圏の方の吹替は口の中に空間があるというか日本語だときゅっと締まっているものが広がっているイメージがあったので、(口の中を)広げる練習や、あとはもう吹替を沢山観ました。かなり日本の声優さんたちを参考にさせていただきました。

初めてヒーロー役を演じた感想

エリータ-1は戦い方がパワフルで真っ直ぐというか殴る時の強さも強いのでそこはすごく意識しました。絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので観ていてワクワクしましたし、参加出来て良かったと思いました。こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました。

これから映画を観る人へメッセージ

今作の台本を読んで、映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな1作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください。

■公開情報
『トランスフォーマー/ONE』
9月20日(金)より全国公開 
監督:ジョシュ・クーリー
キャスト(声):クリス・ヘムズワース、ブライアン・タイリー・ヘンリー、スカーレット・ヨハンソン、キーガン・マイケル・キー、ジョン・ハム、ローレンス・フィッシュバーン
日本語吹替版キャスト(声):中村悠一、木村昴、吉岡里帆、木村良平、玄田哲章
配給:東和ピクチャーズ
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