山田涼介の“裏の顔”を『ビリオン×スクール』江花Pが明かす 「スター性と人間性がある」

 山田涼介(Hey! Say! JUMP)が主演を務めるフジテレビの金9ドラマ『ビリオン×スクール』第3話が7月19日に放送される。放送を前に、江花松樹プロデューサーの取材会が開かれた。

 山田が演じるのは、日本最大の財閥グループ企業のCEOでありながら、正体を隠して高校教師をしている加賀美零。

 この設定の草案について江花Pは、社長が特殊メイクをして自分の会社に潜入する海外バラエティ番組の「身分を隠して潜入する」という部分と、自身がやりたかった“学園もの”をかけあわせたものだと明かす。「伝わっているのか分からないですけど、アメコミ風に作っているんです。『バットマン』や『アイアンマン』もめっちゃ金持ちだけどマスクをかぶって人助けをしているし、もっと言えば『暴れん坊将軍』も偉くてすごい人が、普通の人のふりをして人助けをしているじゃないですか。そういったものが学園ものにハマると思いました」。

 アクションも、コメディも、第1話冒頭のダンスも、もちろん芝居も……。山田がキャスティングされたことで、加賀美がどんどんかたちづくられていったという江花P。そんな山田の演技については「緩急が抜群にウマい」と語る。

 「彼にコメディーをやってほしいと思って作ってはいるんですけど、コミカルと最後のエモーショナルなところの緩急がすごくて……ここまで落とし込んでくれるのかと思いました。本に書いていないような挙動とか、ちょっとした言葉選びをやってくれるので笑いにつながるし、最後のエモーショナルなシーンは、彼の持っている人間性、スター性が言葉に重みを持たせていると思います」

 各話のラストシーンは主役となる生徒が涙を流すシーンがある。そこには、こんな裏話があった。「生徒の頑張りもそうだけど、山田さんの投げているボールに熱があるから、それをキャッチすると泣けるし、リアルに刺さる。生徒はドライ(リハーサル)の段階でボロボロ泣いています」。

 そんな山田の“裏の顔”について、江花Pは「ナイスガイ。スター性と人間性がある人」と印象を吐露する。撮影裏でも「初めて教師役をやるということで、多分気遣ってくれているところもあるから、カメラが回っていないところでも一人ひとり生徒を見てくれている」と明かした。

 本作では、ドラマ『探偵学園Q』(2007年/日本テレビ系)で共演し、高校でもクラスメイトだった山田、志田未来、神木隆之介の再共演が実現し、視聴者を熱狂させている。

 彼ら彼女らと同い年だという江花Pは、「同世代で作品を作りたかった」と想いを述べつつ、「いろいろな理由があってお声がけはしたんですけど、リアル同級生の面白さは絶対にあるなと思っていました。『探偵学園Q』で生徒だった子たちが、今回、先生の立場でもう1回そろうのもいいなって」と語った。

関連記事